2016年 プロ野球 セントラルリーグ順位予想 キャンプ中盤編

プロ野球12球団の春季キャンプも2週間が過ぎて、早くも折り返し地点になりました。紅白戦、練習試合が行われ、いよいよオープン戦も始まろうとしています。ここまでの状況で「2016年プロ野球セントラルリーグ順位予想シーズン2」をまとめてみました(前回はこちら→「2016年 プロ野球 セントラルリーグ順位予想(http://blog.goo.ne.jp/full-count/e/10f0b97e2e447d0909bc27559ae9cc05?fm=entry_awp)」)。

まずは、セントラル・リーグ編からです。

横浜DeNAベイスターズ
練習試合2連勝と上々のスタートとなりました。昨年も前半戦までは首位でしたので、そこそこの戦力は持っています。ラミレス監督はチーム改革としてキャッチャーをテコ入れ。ここまでベンチからリードしていますが、シーズン中でまでやるとは思えません。不安なのはやっぱり首脳陣。意思統一という部分で時間がかかりそうで、山場の場面で徹底が図れるかどうか、チームが一つになれるかどうかでしょう。

阪神タイガース
キャンプのニュースを聞いていますと毎年優勝候補の筆頭です。しかし、今年はここまで中身が伴った感じです。特にピッチャー陣が順調で、藤浪晋太郎選手、メッセンジャー選手、岩田稔選手、能見篤史選手、岩崎優選手、岩貞祐太選手に藤川球児選手。また、リリーフ陣に高橋聡文選手が加わったのは大きいと思います。打撃陣はマートン選手が抜けたものの、それほど顔ぶれは変わらず、新人の高山俊選手が代わりに入りそうです。それよりも、想像以上に明るい雰囲気でキャンプを過ごしているのが、昨年までには見られなかったことです。

読売ジャイアンツ
難しい戦いを強いられるでしょうね。ただ、阿部慎之助選手のキャッチャー復帰はピッチャー陣にはプラス材料でしょうし、それによって守備もそこそこ引き締まると思えます。打線の方は読めませんが、潜在的な破壊力は充分あります。でも、相手ピッチャーによって大爆発するか、沈黙かの両極端の繰り返しになると思われます。ただ、外国人選手は計算に入れない方がよろしいかと。ギャレット選手はベールに包まれたまま、二年目マイコラス選手は現在離脱中です。今年は、日本国のかじ取りと安倍首相と同じ苗字の阿部選手次第な予感です。

広島東洋カープ
思ったよりも良いニュースが聞かれません。前田健太選手が抜けた穴を埋めるピッチャーが出て来ていません。大瀬良大地選手が先発に戻るとのことですが、大瀬良選手を含めて複数のピッチャーで埋められるだけの頭数が足りません。現時点では上位に推すのは難しい状況です。ここでようやく黒田博樹選手が合流して、キャンプ後半に向けてムードが高まって来るかどうです。

東京ヤクルトスワローズ
今年も強いと思います。畠山和洋選手が腰痛で出遅れている代わりに、バレンティン選手が最初からいますし、雄平選手が今年は元気です。ドラフトで逃した高山俊選手(阪神タイガース)の代わりのドラフト5位・山崎晃太郎選手が面白そうです。打線は心配ないだけに、問題は中継ぎ、抑えでしょうけど、それでも「打ち勝てる」でしょう。

中日ドラゴンズ
メンバーが大幅に替わりそうです。昨年からのレギュラーで残りそうなのは、センターの大島洋平選手とライトの平田良介選手くらいです。その他はガラッと顔ぶれが変わりそうで、応援歌を作り、覚えるのがシーズン序盤の大きな問題になると思います。スタートを切った若手が疲れてきたときに、替わる若手がどれだけ踏ん張れるか次第でしょう。そういう新しい選手が出て来れば面白くはなるでしょうけど、まだ、今年は優勝するだけの「顔役」が見当たりません。



という訳で、キャンプ前半を終えたところでの順位予想です。

1位 東京ヤクルトスワローズ (打線好調「打ち勝つ」野球)
2位 阪神タイガース (ピッチャー好調「守り勝つ」野球)
3位 中日ドラゴンズ (日替わりヒーローで前半戦の主役)
4位 読売ジャイアンツ (やっぱり頼りはベテラン勢だが)
5位 広島東洋カープ (前田の穴はデカかった)
6位 横浜DeNAベイスターズ (開幕飛び出しも、途中で息切れ)

タイガース株が急上昇、カープ株が下落と予想してみました。次回はオープン戦が終わって、開幕直前に最終予想をしてみたいと思います。