いままでの駅そば巡りの中で、一番過酷でした(注:2021年のことですけど)。
JR東日本系の駅そば店と同系列です。改札外の右側にある待合室にあり、1番ホーム側にも窓口があるらしいですが、いろいろ事情があって未確認です。のれんの左上には、長野県の県鳥の「らいちょう」のぬいぐるみがいます。
お店自体が、というよりも駅舎自体が小さいため、カウンターが狭くなっていますので、待合室の椅子に座って食べることができるのはありがたいです。
さてさて、北アルプスの山々を車窓から眺めながらのローカル線の各駅停車の旅。だまって、待っていても次から次へと列車がやってくる都会と違って、1本乗り過ごすと30分待ち、1時間待ちは当たり前です。
今回は綿密に時刻表を見ながら計画を立てたのが、次の行程になります。
松本駅 09:20発 → 信濃大町駅 10:18着
そして、復路の予定は、次を考えました。
信濃大町駅 10:28発 → 松本駅 11:30着
この列車はJR松本駅発のJR信濃大町駅行きで、折り返しJR松本駅になりますので、10分1本勝負です。この10分間で改札を出て、帰りの切符を買って、おそばを食べて、駅舎の写真を撮って・・・というルーチンを終わらせなければならないのですが。
想定外だったのが切符の購入でした。JR大糸線ではJR松本駅以北の駅ではICカード(SUICA)が使えないので、現金購入。まず、これに手間取って時間ロス。そして、駅そば店へ移動しますが、先客の方が券売機前で購入するところ。まあ、これはすぐに順番が回ってきました。
ただ、ここで残り約7分。
めんは定番の生めんの「3分間待つのじゃぞ」の特上と、速攻1分のゆでめんから選べます。普通の方ならば、ゆでめんタイプを選ぶのだと思いますが(そもそも、こんな無謀な挑戦はしないでしょうけど)、ここはやはり、特上のかき揚げ天玉そばです。
たっぷり、ゆで時間3分はかかりましたので、提供されるまで、残り約4分。それはもう、JR大糸線を一日1本往復している特急「あずさ」のごとく、急いて食べます。
そして、そろそろ終盤に差し掛かったころに、発車のベルが鳴り始めてしまいます。
結果・・・。
なんとか発車には間に合いました。運がいいのは、この駅の改札口を出たところが1番線。そして真正面に列車の乗降口がありましたので、すっと乗り込むことができたのです。
北アルプスに残雪の多い、春まだ浅い、信濃路の旅でした。
昔は長野県の駅そばとしては珍しく、ラーメンを扱っていたそうですが、現在はなくなっています。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。