春 31回出場 42試合 11勝 31敗 0分 ベスト8; 2
夏 60回出場 89試合 29勝 60敗 0分 ベスト4; 3 ベスト8; 6
島根県とは中国地方に属する日本の県です。県庁所在地は、松山……あ、いや松江市です(亀山薫)。
しばしば「島根にはパソコンが無い」というネタが振られます(劇場版「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」)。実際のところ、富士通や村田製作所などのIT企業が生産拠点を構えていたり、プログラミング言語Rubyの開発を後援していたりするので、決してIT不毛地帯というわけではありません。むしろ僻地の貴重なインフラとしてある意味では都会以上に必須ツールとなっているそうです。ただし山間部では地上デジタル放送が映らなかったり、光回線が通っていなかったりします。
最近は知名度が低い状況を打破するべく、秘密結社鷹の爪の吉田君が「島根は鳥取の左側です」という双方知名度が低い事を自虐的にネタにしたキャッチコピーを発信しています。
【勝手に選んだご当地ソング】
♪ 愛するだけでは 結ばれなくて
ふたりのこの恋 行き止まり
つらい思いを 断ち切るために
山陰本線 ひとり旅
雨にかすんだ 宍道湖が
未練なおんなの なみだ…なみだ…なみだを誘う
(「島根恋旅」 詞; 仁井谷俊也 / 唄; 水森かおり)
右? 左? どっちかの隣の鳥取県とともに日本海側の気候と人口過疎に苛まれ、優勝はおろか選抜への出場すら容易ではなかったのが島根県です。
県民の性格としてか他県からの野球留学にはあまり歓迎的ではなく、公立の伝統校と「外人部隊」の試合では前者にばかり声援が飛び、後者が可哀想に見えてくるという話もある、政治と同じく保守的な地域です。
公立では浜田高や松江商業高が伝統的に強く、私立では石見智翠館(旧・江の川)高、益田東高などが強豪です。
しかし、ここ5年ほどの間に開星(旧・松江第一)高が凄まじい勢いで実力をつけており、中国大会をも席巻し始めています。
【選抜大会出場回数ランキング】
1 松江商高 7回出場 12試合 5勝 7敗 0分 ベスト8; 1
2 浜田高 4回出場 6試合 2勝 4敗 0分
3 開星高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
3 大田高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
5 大社高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 1
5 松江北高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
5 邇摩高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
8 松江東高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
8 出雲商高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 石見智翠館高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 江津工高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 益田高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 益田翔陽高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 出雲北陵高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 隠岐高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【選抜大会勝利数ランキング】
1 松江商高 7回出場 12試合 5勝 7敗 0分 ベスト8; 1
2 大社高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 1
2 浜田高 4回出場 6試合 2勝 4敗 0分
4 松江東高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
4 開星高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
6 松江北高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
6 出雲商高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 大田高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
6 邇摩高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
6 石見智翠館高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 江津工高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 益田高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 益田翔陽高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 出雲北陵高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 隠岐高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【選手権大会出場回数ランキング】
1 浜田高 11回出場 18試合 7勝 11敗 0分 ベスト8; 1
2 石見智翠館高 9回出場 14試合 5勝 9敗 0分 ベスト4; 1 ベスト8; 1
2 開星高 9回出場 11試合 2勝 9敗 0分
4 大社高 8回出場 12試合 4勝 8敗 0分 ベスト4; 1 ベスト8; 1
5 松江商高 3回出場 5試合 2勝 3敗 0分 ベスト8; 1
5 大田高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
5 益田東高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
8 松江北高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 ベスト4; 1 ベスト8; 1
8 立正大淞南高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 ベスト8; 1
8 浜田商高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
8 益田翔陽高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
【選手権大会勝利数ランキング】
1 浜田高 11回出場 18試合 7勝 11敗 0分 ベスト8; 1
2 石見智翠館高 9回出場 14試合 5勝 9敗 0分 ベスト4; 1 ベスト8; 1
3 大社高 8回出場 12試合 4勝 8敗 0分 ベスト4; 1 ベスト8; 1
4 松江北高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 ベスト4; 1 ベスト8; 1
4 立正大淞南高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 ベスト8; 1
6 松江商高 3回出場 5試合 2勝 3敗 0分 ベスト8; 1
6 開星高 9回出場 11試合 2勝 9敗 0分
8 江津工 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
8 浜田商高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
8 益田高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
【島根県出身者で打線を組んでみた】
一番 ⑥ 梶谷隆幸 (開星高/横浜ベイスターズ)
二番 ⑦ 石橋貢 (大社高/大洋ホエールズほか)
三番 ④ 清水雅治 (浜田高/中日ドラゴンズほか)
四番 ② 梨田昌孝 (浜田高/近鉄バファローズ)
五番 ⑨ 伊藤光四郎 (大社高/大阪タイガースほか)
六番 D 新宅洋志 (浜田高/中日ドラゴンズ)
七番 ③ 清水秀雄 (米子中/南海ホークスほか)
八番 ⑧ 石谷訓啓 (大田高/大毎オリオンズ)
九番 ⑤ 小室光男 (松江商/西鉄ライオンズ)
① 大野豊 (出雲商高/広島東洋カープ)
大野豊さん(出雲商高)は足を深く沈ませてタメを作り、バッターとの微妙な間を作ったフォーム。梨田昌孝さん(浜田高)は両腕をクネクネと動かす「こんにゃく打法」から快打を飛ばしました。ともに、独特のフォームを持った、NHK解説者としても活躍した2人です。
ピッチャーは和田毅選手(浜田高)は福岡ソフトバンクホークスで100勝以上、山内新一さん(邇摩高)は南海ホークスなどで143勝を挙げ、共にエースとして活躍した安定感あるピッチングでした。また、福間納さん(大田高)、佐々岡真司さん(浜田商高)と実力あるピッチャーも揃っています。
日本海側のためか、野手陣はちょっと物足りません。現役の梶谷隆幸選手(開星高)、中日ドラゴンズなどで活躍した俊足好打の清水雅治さん(浜田高)や石橋貢さん(大社高)など長打力には今一つ期待できそうもありません。