日本高校野球連盟（高野連）などは、2024年の第106回全国高校野球選手権大会（阪神甲子園球場）について、新たな暑さ対策として、開幕から3日間の試合を午前と夕方に分けて行う2部制を試験的導入しています。
これは、言わずもがなの新たな暑さ対策。
気温が上がる時間帯を避けて午前と夕方に分けて試合を行う2部制。1回戦の3試合を予定されている3日間が対象。そして、それぞれの試合開始時刻も30分早まっています。
■第1日
開会式：午前8時半開始
第1試合：午前10時開始
第2試合：午後4時開始
第3試合：午後6時半開始
■第2日と第3日
第1試合：午前8時開始
第2試合：午前10時35分開始
※午後2時半で終了していない場合は原則「継続試合」
第3試合：午後5時開始
■第4日～準々決勝
第1試合：午前8時開始
第2試合：午前10時35分開始
第3試合：午後1時10分開始
第4試合：午後3時45分開始
■準決勝
第1試合：午前8時開始
第2試合：午前10時35分開始
■決勝
午前10時開始
気になるのは観戦はどうなるのか？ですが、2部制実施日の入場は完全入れ替えとなり、入場料などは次のようになっています。
■第1日～第3日
中央指定席（共通）：午前の部2000円、夕方の部2000円
一･三塁指定席：午前の部おとな1700円･こども500円、夕方の部おとな1700円･こども500円
アルプス一般指定席（共通）：午前の部800円、夕方の部800円
外野指定席：おとな500円･こども100円、夕方の部おとな500円･こども100円
2試合見ても、1試合見ても入場料は同じ･･･私が決めたのではないので、問い合わせは高野連へお願いします（w）。
■第4日～決勝（1日券）
中央指定席：共通4200円
一･三塁指定席：おとな3700円･こども1200円
アルプス一般指定席（共通）：1400円
外野指定席：おとな700円･こども200円
4試合見ても、2試合見ても、1試合見ても入場料は同じ･･･私が決めたのではないので、問い合わせは高野連へお願いします（w）。
2023年から5回終了後に水分補強などの10分間の「クーリングタイム」が設けられており、今年も継続。ただ、午後4時以降に始まった試合では原則、クーリングタイムは実施しない。
また、高野連などは午前と夕方の試合の間に安全に観客を入れ替えるため、球場側と協議した結果、少なくとも2時間半のインターバルが必要だとしています。ですから、午前の試合が長くなり、第2試合が午後2時半を過ぎて、このインターバルが確保できない場合、試合を中断して、翌日以降に打ち切った時点から再開する継続試合となるようです。
そして、 1日4試合の2部制については、今回、午後5時から2試合実施た場合、第4試合の終了が午後10時を過ぎる可能性があり、現状としては難しいとのこと。
確かに、「兵庫県青少年愛護条例」にて、「深夜（午後11時～翌日午前5時）に青少年を外出させないようにしなければならない」に引っ掛かりかねませんので（w）。ただし、「保護者は特別の事情がある場合を除いて」というのがありますから。
参考：
2017年～：暑さ対策として決勝の開始時間を気温が下がり始める午後2時に繰り下げ
2018年～：開会式や試合途中に給水時間を設定
2020年～：黒色に限られていたスパイクの色について、熱を吸収しにくい白色が認める
2021年～：大会期間中の休養日を1日増やして計3日に
2023年～：5回終了後に「クーリングタイム（最大10分）」を導入。ベンチ入り選手の数を2人増やし20人
でも、何でしたらいつでも予定が空いていそうな札幌ドームで大会を実施するということも検討すべきではないでしょうか。何なら、「人工芝お持ち帰りコーナー」を設けて･･･。
時代とともに変わっていくのも、歴史と言うものかも知れません。
なお、野球の2部制自体は珍しいことではなく、すでに導入されている大会もあります。
■全日本学童軟式野球大会
毎年8月に東京の神宮球場で行われ、小学生の甲子園とも言われる全国大会「全日本学童軟式野球大会」は、2022年から試合を午前と夕方に実施。1日に4試合を行う日は、午前8時半から2試合を実施したあと、気温が上がる時間帯を避けて、午後4時から2試合
■全国高校野球京都大会（2018年）
2018年の全国高校野球選手権京都大会では、準々決勝の4試合のうち、第3試合を夕方から開始。ただし、第4試合は午後10時半すぎ終了
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
これは、言わずもがなの新たな暑さ対策。
気温が上がる時間帯を避けて午前と夕方に分けて試合を行う2部制。1回戦の3試合を予定されている3日間が対象。そして、それぞれの試合開始時刻も30分早まっています。
■第1日
開会式：午前8時半開始
第1試合：午前10時開始
第2試合：午後4時開始
第3試合：午後6時半開始
■第2日と第3日
第1試合：午前8時開始
第2試合：午前10時35分開始
※午後2時半で終了していない場合は原則「継続試合」
第3試合：午後5時開始
■第4日～準々決勝
第1試合：午前8時開始
第2試合：午前10時35分開始
第3試合：午後1時10分開始
第4試合：午後3時45分開始
■準決勝
第1試合：午前8時開始
第2試合：午前10時35分開始
■決勝
午前10時開始
気になるのは観戦はどうなるのか？ですが、2部制実施日の入場は完全入れ替えとなり、入場料などは次のようになっています。
■第1日～第3日
中央指定席（共通）：午前の部2000円、夕方の部2000円
一･三塁指定席：午前の部おとな1700円･こども500円、夕方の部おとな1700円･こども500円
アルプス一般指定席（共通）：午前の部800円、夕方の部800円
外野指定席：おとな500円･こども100円、夕方の部おとな500円･こども100円
2試合見ても、1試合見ても入場料は同じ･･･私が決めたのではないので、問い合わせは高野連へお願いします（w）。
■第4日～決勝（1日券）
中央指定席：共通4200円
一･三塁指定席：おとな3700円･こども1200円
アルプス一般指定席（共通）：1400円
外野指定席：おとな700円･こども200円
4試合見ても、2試合見ても、1試合見ても入場料は同じ･･･私が決めたのではないので、問い合わせは高野連へお願いします（w）。
2023年から5回終了後に水分補強などの10分間の「クーリングタイム」が設けられており、今年も継続。ただ、午後4時以降に始まった試合では原則、クーリングタイムは実施しない。
また、高野連などは午前と夕方の試合の間に安全に観客を入れ替えるため、球場側と協議した結果、少なくとも2時間半のインターバルが必要だとしています。ですから、午前の試合が長くなり、第2試合が午後2時半を過ぎて、このインターバルが確保できない場合、試合を中断して、翌日以降に打ち切った時点から再開する継続試合となるようです。
そして、 1日4試合の2部制については、今回、午後5時から2試合実施た場合、第4試合の終了が午後10時を過ぎる可能性があり、現状としては難しいとのこと。
確かに、「兵庫県青少年愛護条例」にて、「深夜（午後11時～翌日午前5時）に青少年を外出させないようにしなければならない」に引っ掛かりかねませんので（w）。ただし、「保護者は特別の事情がある場合を除いて」というのがありますから。
参考：
2017年～：暑さ対策として決勝の開始時間を気温が下がり始める午後2時に繰り下げ
2018年～：開会式や試合途中に給水時間を設定
2020年～：黒色に限られていたスパイクの色について、熱を吸収しにくい白色が認める
2021年～：大会期間中の休養日を1日増やして計3日に
2023年～：5回終了後に「クーリングタイム（最大10分）」を導入。ベンチ入り選手の数を2人増やし20人
でも、何でしたらいつでも予定が空いていそうな札幌ドームで大会を実施するということも検討すべきではないでしょうか。何なら、「人工芝お持ち帰りコーナー」を設けて･･･。
時代とともに変わっていくのも、歴史と言うものかも知れません。
なお、野球の2部制自体は珍しいことではなく、すでに導入されている大会もあります。
■全日本学童軟式野球大会
毎年8月に東京の神宮球場で行われ、小学生の甲子園とも言われる全国大会「全日本学童軟式野球大会」は、2022年から試合を午前と夕方に実施。1日に4試合を行う日は、午前8時半から2試合を実施したあと、気温が上がる時間帯を避けて、午後4時から2試合
■全国高校野球京都大会（2018年）
2018年の全国高校野球選手権京都大会では、準々決勝の4試合のうち、第3試合を夕方から開始。ただし、第4試合は午後10時半すぎ終了
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
