ただ、今、目の前にあるものに向き合い、全力でぶつかるだけ。
過去は振り返らない。未来への責任は負わない。
今だけを全力で生き抜く。
それがある意味、覚悟を決めるということだと考えます。
今まで積み上げてきた大切なこと。
それを守ろうと姿勢になってしまう。
本来、攻撃的であるべき姿勢だったが、それが、いつもと違うスタイルを貫こうとしてしまった。
「勝ちたかったから。守り抜いてでも勝ちたいとなってしまった」
でも、そんなに世の中甘くなかったのです。
それは経験的に判っていたはずです。でも、スタイルを貫きとおせなかった。
もし、得られるものがあったとすれば、それは勝たなくて良かったことから始まります。
あの状態で勝っていても、結果的には勝ちと言うのが残ったとしても、次へと繋げられるものはなかったかも知れません。
あの試合からは「攻める気持ち、前へ仕掛ける意識を持ち続けろ」と教えられたのです。
この教訓が真剣勝負の場でなければ学ぶことが出来ないのであるならば、あの一戦は何事にも引き換えることが出来ない試合でした。
今までよりも覚悟が出来たはず。やり切る覚悟が。
残念ながら内容も結果も得られないままに終わってしまった。
これからの試合では集大成を見せて欲しい。その先に可能性が見えてくるのです。