今回は「勝負メシ」ではありません。「勝ち飯」です。
![オリンピック日本代表の食事プログラム 強い子をつくる「勝ち飯」レシピ: JOC・味の素KK「ビクトリープロジェクト」 (実用単行本)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51rMo9js0FL._SL75_.jpg)
価格:¥ 1,234(税込)
発売日:2013-07-12これは味の素株式会社と公益日本財団法人日本オリンピック委員会(JOC)が共同で行っている、トップアスリート支援事業「ビクトリープロジェクト」。その中で考案された、世界で勝つためのスポーツ栄養プログラムです。
日本選手強化活動の拠点の味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)では、センター内の「勝ち飯食堂」で「勝ち飯」を提供しているとのことです。
実際に2014年2月のソチオリンピックでも現地選手村にもブースを設けスタッフを常駐させ、選手村にある素材で調理してサポートしたそうです。
男子フィギュアで金メダルを獲った羽生結弦選手には、管理栄養士らが母親に勝ち飯レシピを提案していたとのことです。
ここには2つのポイントがあるそうです。
【POINT1】 「何を食べるか」ではなく「何のために食べるか」というテーマを持って食べることが大切。
【POINT2】 朝・昼・夜の3食の「食事」と必要な栄養素をタイミングよく補う「補食」の組み合わせが大切。
私たちは基本的には食べたいものを食べています。
でもアスリートともなれば、勝つために勝てる食事を摂る必要があります。それぞれの目的に合わせた栄養を摂る食事が「勝ち飯」ということなのです。
梅雨時とは言っても、蒸し暑い季節。体調管理が難しいですよね。どうしてもさっぱりしたものになりますよね。でも、さっぱりメニューばかりですと必要なエネルギーやたんぱく質が確保出来ず、逆に夏バテしやすく筋肉も付きにくくなります。
これから先は体力勝負です。
栄養をしっかりと摂って、体調管理も万全にしましょう。
ということで、作ってみました。
■「つよい」カラダを目指す人に・・・たんぱく質をしっかり摂りましょう。
スタミナ豚丼 (調理時間10分、エネルギー974kcal/人、塩分2.7g/人、野菜摂取量70g/人)
材料(3人分)
豚バラ薄切り肉 360g
玉ねぎ 1個(210g)
Cook Do香味ペースト 2・1/2周(21g)
ご飯 600g
温泉卵 3個
万能ねぎの小口切り 適量
AJINOMOTOサラダ油 大さじ1
作り方
(1) 豚肉はひと口大に切り、玉ねぎは薄切りにする。
(2) フライパンに油を熱し、(1)の豚肉・玉ねぎを炒める。肉に火が通ったら「香味ペースト」を加えてよく混ぜる。
(3) 器にご飯をよそい、(2)、温泉卵、万能ねぎをのせる。
(4) あとは食べるだけ。
(ねぎの代わりに、ご飯の上にレタスをちぎって乗せてみました)
■「はやい」カラダを目指す人に・・・ ビタミン・ミネラルをしっかり摂りましょう。
おあげじゃこピザ (調理時間20分、エネルギー158kcal、塩分1.4g、野菜摂取量38g)
材料(2人分)
油揚げ 1枚
ちりめんじゃこ 10g
ピーマン 1個
玉ねぎ 1/4個
スライスチーズ・溶けるタイプ 2枚
すり白ごま 小さじ1
味の素 12ふり
瀬戸のほんじお 少々
■作り方
(1) 油揚げは三辺を切って開き、三角形に8等分し、「味の素」8ふり・塩をふる。
(2) 油揚げの切れ端は5mm角に切る。ピーマン・玉ねぎは3cm長さの薄切りにする。
(3) (1)のピーマン・玉ねぎ・油揚げの切れ端に「味の素」4ふり、ちりめんじゃこを加えて混ぜる。
(4) (1)の油揚げに等分にのせ、スライスチーズも等分にちぎって上にのせる。
(5) すり白ごまをふって、オーブントースターで約5分焼く。
(6) あとは食べるだけ。
(これはレンジで約2分(600W)で作りました。三角に切るのを忘れて、塩も忘れた・・・あっ、ごまも)
他にもいろいろなレシピが載っています。
当日の朝、お弁当も大切なことですが、その前からの食事、特に前の日の夕食が一番大切です。
■たんぱく質と一緒に野菜をしっかり摂りましょう!
豚バラ大根、肉巻はるさめの絶品汁、ピリ辛キムチ鍋、野菜たっぷり味噌汁ガーリック風味
■「つよい」カラダを目指す人に・・・たんぱく質をしっかり摂りましょう。
牛肉とごぼうの炊き込みご飯、鶏むねホイコーロウ、スタミナとろろ丼、大豆とひき肉のドライカレー、タンドリーチキン、ビッグチーズハンバーグ、白身魚の照り焼き
■「はやい」カラダを目指す人に・・・ ビタミン・ミネラルをしっかり摂りましょう。
ひじきとキャベツのみそ汁、ほうれん草おやつ焼き、水菜と豆腐のサラダ、ひじきとかぶのナムル、冷やし鶏そば、大根の葉とじゃこ炒め、たことわかめの酢のもの
■「ながい」カラダを目指す人に・・・ 炭水化物をしっかり摂りましょう。
ばらちらし、ひじきと生姜のだし炊きご飯、つけパン、ちからうどん
■筋肉痛のときに・・・ ピーナツや海草・小魚・乳製品がおすすめです。
豚しゃぶサラダのピーナッツソース、きぬさやとえのきのピーナッツあえ、いかとセロリのピーナッツバターあえ、ひじきの煮物、高野豆腐のサラダ、海藻サラダ 梅ドレッシング、きのことツナのチーズオムレツ、きのことじゃがいものチーズクリームスープ
「ローマは一日にして成らず」、「一番は一日にして成らず」
身体に「価値」のある「勝ち飯」で「勝ち」を目指しましょう。
(なお、味の素株式会社からは1円ももらっていませんから)