「涙の数だけ強くなれるよ」
北信越高校野球では一昨日の雨が味方したチームがありましたが、雨で順延になったことにより、有利になったチームはあるのでしょうか。
それよりもテストも近いので、勉強に勤しんだのでしょうか。
三位決定戦を応援してきました。
試合はどちらが先制点をとって優位に試合を進められるかの展開の中、終始試合を優勢に進めていた塩尻西部中に対して、運も味方して凌いでいた丘・広陵中が中盤にチャンスを生かして2点を先取しました。
終盤に1点差に詰め寄られたものの、最後は三者凡退に打ち取って、丘・広陵中が中信への最後の椅子に滑り込みました。
まずは、この塩筑(東筑摩塩尻)を勝ち抜くことが大変なことですが、1+1=2以上の成長をしてくれたのではないでしょうか。
ここから先、勝ち進んで連合チームの名を残して欲しいと願います。
試合が終わった直後のベンチ裏。
一人の二年生の子が目頭を押さえている姿がありました。
その子は試合の中でエラーをしてしまい、その後の打球処理も上手く出来ませんでしたが、仲間がエラーを消してくれるプレーで帳消しにしてくれていました。
試合に勝ててホッとしたこともあり、今までのいろんな思いが一気に湧いて出てしまったのでしょうか。
そして、いつの間にか肩を抱いて語り掛ける仲間の姿が...
この様子を見て、ユニフォームのデザインは違っても、同じ野球好きの仲間、本当のチームになった姿を見たような気がします。
単独チームでは絶対に経験できない、貴重な経験が出来ている子どもたちに、もっと笑顔とうれし涙が続いて欲しいと願います。
決勝戦 (やすらぎスポーツ広場)
両小野中 2-3 塩尻中
三位決定戦 (やすらぎスポーツ広場)
塩尻西部中 1-2 丘・広陵中