ルイス・ゴンザレス（Luis Humberto Gonzalez）選手は、ドミニカ共和国出身のプロ野球選手です。現在はMLBボルトモア・オリオールズ傘下AAAノーフォークなどに所属し、来シーズンは中日ドラゴンズに所属し、セットアッパーとして大活躍する選手になる予定です。
11月下旬にドミニカ共和国のウインターリーグを視察した与田剛監督。関係者（でました、関係者）によれば、そこで目に留まったのがエストレーヤスで投げていたゴンザレス選手だったとのことで、加藤球団代表も、「（与田監督が）ドミニカで試合を見て、目につくいい投手はいたと言っていた」と、注目する選手がいたことをコメントしていました。11月4日にフリーエージェント（FA）となっていたことで、素早く交渉に乗り出し、この日までに基本合意に達し、近く正式契約の見込みとのことです。
ゴンザレス選手は27歳の左腕。MLB経験はありませんが、身長188cmで、真上から投げ下ろすタイプで、直球の最速は153km/h、140km/h強の高速スライダーも武器で、チェンジアップも平均点以上の評価であり、パワーピッチャーとして期待を寄せたとのことです。
2015年 26試合 6勝11敗 117.2回 奪三振91 四球59 防御率6.88
2016年 13試合 1勝2敗 31.2回 奪三振43 四球8 防御率3.13
2017年 36試合 6勝2敗 62回 奪三振75 四球24 防御率2.47
2018年 42試合 2勝3敗 70.2回 奪三振85 四球26 防御率3.18
2019年 38試合 3勝5敗 48.1回 奪三振66 四球7 防御率6.89
近年は、ほとんどの年で奪三振率は2桁を記録しています。奪三振率は今シーズンはAAAノーフォークで12.4、AAボーイーで12.1です。このオフのドミニカウインターリーグでも、12月2日現在で17試合2勝0敗1S、防御率2.40、奪三振率11.4。三振の取れるピッチャーではあります。
ただ、コントロールはなんとなく微妙な雰囲気が漂います。マイナー通算で四球率が4.12。今シーズンは四球率が3.17と改善されていますが、逆に防御率が2018年の約2倍（AAAでは8.69）と悪化しているのが気になります。
今季、絶対的なセットアッパーとしてチームを支えたジョエリー・ロドリゲス選手は退団が濃厚ですので、来シーズンへ向けて中継ぎピッチャーの補強が急務で新外国人を探していた中で、白羽の矢が立ったのがゴンザレス選手です。パワーで勝負できるのはいいと思いますが、フォアボールの連発だけは避けて欲しいと願うのみです。
さて、毎年、中南米ルートで有望な新外国人選手を獲得してくるドラゴンズ。都度、選手プロフィールを調べるのに苦労しています。
ルイス・ゴンザレス（Luis Gonzalez）をGoogle先生で検索しますと、同姓同名のスポーツ選手が見つかります。
プロ野球選手
ルイス・ゴンザレス (外野手)（Luis Emilio Gonzalez） - アメリカ合衆国出身。
ルイス・ゴンザレス (内野手)（Luis Alberto Gonzalez） - ベネズエラ出身。元；読売ジャイアンツ。
ルイス・ゴンザレス (投手)（Luis Enrique Gonzalez） - プエルトリコ出身。元；横浜ベイスターズ。
サッカー選手
ルイス・ゴンサレス（Luis Oscar Gonzalez） - アルゼンチン出身。
まだ、ドラゴンズのルイス・ゴンザレス選手は見つかりませんが、来年は（いい意味で）席巻してくれることでしょう。
野球の神様、どうか、同じ身長のチアゴ・ビエイラ選手よりも活躍するようにお願いします。(-人-)
