このたび発生しました東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
1998年に公開された、ジャッキー・チェン監督・主演の香港映画があります。
この映画は「一日だけの淑女」とそのリメイク「ポケット一杯の幸福」を元に20世紀最初のころの香港に舞台を移してリメイクしたものです。
田舎から出てきたばかりの貧しい青年コウ(ジャッキー)は、詐欺に遭って全財産を騙し取られてしまう。
路頭に迷い途方に暮れているとき、最後のお金で花売りのおばあちゃんから一輪の花を買った後の偶然から、暴力団のボスになってしまう。
コウは金も地位も手に入れ、その後も花を買い続けるが、そのおばあちゃんには心苦しいことがあった。
一人娘が上海で裕福な人と交際していた。おばあちゃんは娘に自分が裕福な家庭であると偽っていた。
今後、その娘の交際相手が父親を連れて来るという。ウソがばれると、娘が不幸になってしまうからだ。
その話を聴いたコウは、おばあちゃんへの恩返しとして、大芝居を打つ…
私はこの映画が好きで、ビデオ・DVDを幾度となく観ています。
大震災発生10日目の昨日(20日)。
宮城県石巻市で80歳のおばあちゃんと16歳の孫が救出されました。
救出の瞬間をTVで見たお父さんは「普段話さないおばあちゃん子が、あんなに頑張った。諦めないことは偉大だ」と話しています。
東北地方は震災で、まだ多くの行方不明の方がいます。
自衛隊、消防、警察など、多くの関係者の方々が捜索活動を続けています。
諦めないからこそ「奇蹟/ミラクル」があります。
東北地方の方々から逆に私たちに「生きる」大切さを教えてもらいました。