とある武術のHPを読んでいて、なるほどと気づかされました。
「居合道などを見てみると、勢いよく風を切る音のみが強調される剣の遣い方をするが、これは決して正しい遣い方とはいえない。音だけが強調されるという事は、無駄な力が入っている証拠であり、このように無駄な力を入れるというのは、必ずしも剣の道でない」
ということです。
刀というものは遣いよいように遣う事であって、振りよきように振るものであるということ。
力任せで腕力だけでスピードだけを重視するような使い方は、武術の原点から離れていくものであるということとのこと。
野球も似たようなもので、力任せにボールを投げたり、力任せにバットを振ったところで、それが結果につながるという訳ではありません。
確かに重いトレーニングバットを使って練習していれば、力もつくでしょうし、スピードにも対応が出来るようになって行きます。
でも、この重いトレーニングバットばかり振っていると、いつの間にか力任せでバットを振ることだけが身についてしまったりしてしまうのではないかと思えても来ました。
先日、あるプロ野球選手の野球教室で
「バッティングって、インパクトの瞬間に身体の力をバットを使ってボールに伝えればいいことであり、構えた時から力が入っていると、インパクトの瞬間までにその力が抜けて行ってしまう」
と実技付きで説明していました。
それと、この武術の話を聞いて「なるほどなぁ」と。
決して重いトレーニングバットでの練習を否定する訳ではありませんし、それはそれで目的があってのことです。
ですので、バランスよくするためにはトレーニングバット以外での練習も取り入れておいた方がいいのではないかと考えてます。
でも、人それぞれですから・・・結果から自分に合った練習のコツを早く見つけることです。