「責任者出てこい！」は、大阪を拠点に活躍した人生幸朗さん（夫、ボケ担当）と生恵幸子さん（妻、ツッコミ担当）の夫婦漫才コンビの、幸朗さんの決めセリフです。おそらく、関西圏出身のある年代以上の方、または昭和後期を中心にしたよほどのお笑い好きの方でないと即座にわからないフレーズでしょう。
幸朗さんが歌謡曲や世相などにとんちんかんな難癖をつけ、幸子さんが合間にツッコミを入れ、特に、流行歌の歌詞やタイトルにケチをつける、「歌謡漫才」で広く知られ、「幸朗・幸子にこき下ろされれば、歌手として一人前」という風潮さえあったそうです。現代の一般的なしゃべくり漫才とは異なる間と雰囲気の、「ぼやき漫才」でした。
幸子：♬探し物は何ですか 見つけにくいものですか（夢の中へ / 井上陽水さん）
幸朗：止まれ～！ストップ！善良なお客さんを前にして、何という耳障りな歌を歌いよるかァ！……愚かなる女め
幸子：○○の○○という歌やで！
幸朗：そんなもン、言わいでもわかってるわい
幸子：ホナ、ごちゃごちゃ言うなこのヨダレクリ（またはウズラ）！
幸朗：このごろ、わけの分からん歌が多すぎる！
幸子：そら！お客はん始まりましたでえ！
幸朗：探し物は何ですか → ほっとけ！！
見つけにくいものですか → 知るか、そんなもん！！
それより僕と踊りませんか？ → 馬鹿にすなぁ！誰が踊るか！！
まだまだ探す気ですか、踊りましょう」→「どつき回すぞ！！
責任者出てこい！
すべてがこんな感じです。
さて、新型コロナウイルス対策を話し合う政府の専門家会議について、西村康稔経済再生担当大臣は6月24日に記者会見で「廃止」と表明し、あわせてメンバーを拡充するなどして、政府内に「新型コロナウイルス感染症対策分科会」として改めて設置する考えを明らかにしました。しかし、主要メンバーが西村大臣の発表を知らなかったことや、事前説明がなかったことなどが明らかになり、反発が広がっていました。
その後、6月28日に、「（公表に際し）十分説明できていなかった」「専門家会議の皆さんを排除するようにとられたことも反省している」と釈明し、「『廃止』という言葉が強すぎた。発展的に移行していく」と語り、専門家会議メンバーの一部に参加してもらう意向も示しました。
ほかの誰かからの「忖度」の結果なのかはよくわかりませんが、どこかからかの「強い意志」が感じられるのは私だけでしょうか。
これだけではないのですが、いろいろなことにおいて、誰がどう判断して決定しているのでしょうか？
幸朗さんが存命だったら、今の世の中をどうぼやいているのか見てみたいものですが、決めセリフの「責任者出てこい！」だけは、時代が昭和、平成から令和に変わったとしても、変わらないままだと思います。
幸朗：わがまま勝手なことばかり申し上げまして
幸子：わかってンのンかいな
幸朗：お叱りの言葉もございましょうが、これは私の本心ではなく、相方生恵幸子の書いた筋書きでございます
幸子：嘘つけ～自分勝手にしゃっべてるんやないかぁ
幸朗：笑いこそ健康の栄養素！凝りと疲労の回復剤！
幸子：なンや薬屋のオッサンみたいなこと言うてんねぇ
幸朗：笑え。笑え。笑う門には福来る。皆様のご健康とご発展とを、はるかメキシコの空より
幸子：どこがメキシコやの
幸朗：心よりお祈り申し上げ、ボヤキ講座予定終了でございます
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。
