現時点では公式的な発表はなく、新型コロナウイルスワクチンとの因果関係はわかっていないことをお断りしておきます。
新型コロナウイルスのワクチン接種から8日後の2021年7月6日、練習中に倒れて救急搬送された中日ドラゴンズの木下雄介選手が亡くなったことが8月6日に発表されました。まだ、27歳という若さであり、肩ヒジの故障から実戦復帰を目指し、懸命なリハビリに励んでいた矢先の出来事でした。
私も木下雄選手の状況については心配であり(https://blog.goo.ne.jp/full-count/e/7b6a3d00afbead36d9ee4682ef3b82ed)、回復祈っていましただけに残念で仕方がありません。ご冥福をお祈りしたします。
木下雄選手は徳島・生光学園高から駒澤大に進みましたが、一年時に右肩を故障して中退。大阪でスポーツジムのインストラクター、不動産の営業職などをしながらも野球への思いから、2015年に独立リーグ・徳島インディゴソックスに練習生で入団。活躍が認められ2016年の育成ドラフトでドラゴンズから1位指名され、奥さんと子ども同伴で会見。2018年に支配下登録され、一軍デビューを飾り、昨シーズンは初セーブを挙げるなど、あの元;阪神タイガースの藤川球児さんもほれ込んだというストレートが魅力でした。
木下雄選手は3月21日のオープン戦の登板中に右肩を痛めて降板し、4月に右肩脱臼と右ヒジ内側側副靭帯再建の手術。来シーズン以降の復帰を期して二軍でリハビリに取り組んでいました。6月28日に球団親会社の2回目の職域接種を受け、7月6日の練習中に胸のあたりを押さえながら倒れ、救急搬送され、人工呼吸器が必要な重篤状態だったとのことです。
なお、球団関係者によると接種前の検査で、不整脈の症状があったとのことです。また、新型コロナウイルスワクチンとの因果関係はわかっていません。
私は医療従事者ではなく、専門的な勉強をしたわけでもなので確定的なことはいえませんが、ニュースなどで接種後に心筋炎を起こす可能性が報告されています。ただ、それだけで接種を控えるべきだということはいえませんし、だからといって接種すべきともいえません。あくまでも、自分で判断することですから、相方にも、子どもたちにも「こうしたほうがいい」とはいいません。
また、「(接種後)どのくらい経てば運動してもいいのか?」という疑問は確かにあります。私が接種した病院では、「2~3日は(激しい)運動は避けてください」と注意されました。ちなみに、厚生労働省のHPには、「接種当日は激しい運動を控えるように」としていますが、「2回接種後、1週間程度は激しい運動は控えるよう」注意喚起する例もあります。
東邦大学で循環器専門医の東丸貴信名誉教授の見解をニュースで観ましたが、「基本的に運動は心臓に大きな負荷を与えます。体を動かせば心拍数は増え、心臓の収縮力が高まり、血圧も上がります。継続的で適度な運動は心臓にとって有益ですが、心臓にトラブルを抱えていたり、運動習慣がなかったりする中高年にとって激しい運動はリスクになります。とりわけ、ウエートトレーニングなど瞬間的に力を出すような無酸素運動は心臓に大きな負担をかけてしまいます。因果関係がはっきりしていないとはいえ、ワクチンの副反応として心血管系トラブルが疑われているとなると、ワクチン接種後の運動には注意が必要です。激しい運動が心筋炎やそれに伴う心不全の悪化、危険な不整脈の誘発、血圧急上昇による心筋梗塞や脳卒中発症のリスクになる可能性があります」「心筋炎や心膜炎の副反応疑いが報告されている若年層も含め、ワクチン接種後は1週間から10日間は運動を控えた方がいいと考えます。ワクチンに含まれるmRNAなどの成分やmRNAによって作られるスパイクタンパク質は数日で減り、体に生じる炎症は10日ほどで落ち着くと考えられるからです。実際、患者さんから『いつから運動してもいいのか』と尋ねられた時は、少なくとも1週間は様子を見るようにお答えしています」とのことです。
私は1回目接種後の当日はもちろんトレーニングは回避し、翌日から再開しましたが、木下雄選手のニュースのあとになった2回目接種では、副反応が1回目よりも強く出たこともあって、解熱してから2日、計4日間は「自粛」しておきました。
現時点ではワクチンとの因果関係はわかっていません。ただ、海外でもワクチン接種後に激しい運動をして倒れたケースが報告されています。シンガポールでは、6月27日にワクチンを接種した16歳男子が7月3日にスポーツジムで負荷の大きなトレーニング中に倒れたそうです。ほかにもワクチン接種後に障がいを起こしたケースが12件報告されていて、そのうち7件が30歳以下の男性だったとのことです。シンガポール保健省はそれまで運動を控える期間は12~24時間としていましたが、「ワクチン接種後1週間は運動や激しい身体活動を避ける必要がある」と修正しています。
日本でもワクチン接種後に障がい起こし、ワクチンとの関連は検証中とのことですが、亡くなった事例が200件近く報告されており、また、副反応が疑われる心筋炎関連を起こしたケースも31件の報告があり、そのうち13件は40歳未満だそうです。厚生労働省は、心筋炎関連事象疑いについて、「因果関係が疑われている若年男性に係る事例では、引き続き全例、軽快又は回復が確認されている」としています。
新型コロナウイルスワクチンの副反応については、まだはっきりしていないことがたくさんあります。なかには「不都合な真実」もあるかもしれません。ただ、トラブルが起こる可能性がある以上、各々で慎重に対応することでしょう。私は特に運動には注意したいと思います。
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