ある意味激戦でした、この試合。
WBC1次ラウンドC組のメキシコ対カナダ戦で7選手が退場となる乱闘劇がありました。
きっかけとなったのは9-3でカナダがリードして迎えた九回表のカナダの攻撃。ここで先頭バッターがサード前にセーフティーバントを決めたことに端を発します。
そして、次のバッターには、よけるくらいの内角球を二球続け、主審が思わず警告を発したものの、三球目をバッターの背中にぶつけました。
これは米球界にある、大差がついた試合でのバントや盗塁はタブーとする暗黙のルール、アン-リントンルールに反したことからなのです。
しかし、これにはWBCでの特有なルールが背景にあることも事実です。
そもそも、1次ラウンドで勝率が並んだ場合に「得点率と失点率の差」で順位を決めるというものです。
となれば、勝率で並んだ場合を考えて1点でも多く得点する必要があるからです。このことはカナダの監督も認めていますし、メキシコの監督も、あのバントには問題ないと言っています。
しかし、この退場劇の影響でしょうか、カナダは翌日の米国戦に逆転負け(退場になった選手は出場できたのでしょうか?)。
さて、この動画をよくよく観ますと、最初は止めに入った審判団でしたが、乱闘が始まると主審を含めて審判団が止めることなく、冷静に観察しています。これはどうやら誰と誰がなぐり合っているかを確認して、退場選手を決めていた(?)ようですね。
その昔、1970FIFAワールドカップ・予選がきっかけで、1969年にエルサルバドルとホンジュラスの間で戦争が起こったことがありますが、今回のWBCの件がきっかけでメキシコとカナダが米国を挟んで・・・なんてことはなさそうで安心ですが。
コメント一覧
まっくろくろすけ
eco坊主
最新の画像もっと見る
最近の「プロ野球」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事