戦力外通告は、主に成績の伸び悩みや、身体能力の低下、ケガ、病気などの理由で行われることが多く、そのほとんどが中堅以上の選手ですが、なかには若くして戦力外通告される選手もいます。
戦力外通告からNPB球団と再契約(特に支配下選手)すること自体難しい状況なのですが、諦めずに再契約し、一軍に戻ってきた選手もいます(成績は2021年10月3日終了時点)。
■福留孝介選手(中日ドラゴンズ)
1998年ドラフト1位でドラゴンズ入団。2006年、2009年ワールド・ベースボール・クラシックで世界一。2007年オフにFAでMLBシカゴ・カブス入り。クリーブランド・インディアンス、シカゴ・ホワイトソックスなどを経て2013年に阪神タイガース入団。首位打者2度、2006年に最優秀選手。ベストナイン4度、ゴールデン・グラブ賞5度。2020年オフに阪神タイガースから戦力外を通告され移籍。44歳という年齢から力の衰えを不安視されましたが、2021年はここまで84試合に出場し、5本の決勝打を放つなど存在感を発揮。球団は来シーズンも契約する意向。
85試合 打率.225 ホームラン4本 18打点
■山下斐紹選手(中日ドラゴンズ)
千葉・習志野高から高校生ナンバーワンキャッチャーとして騒がれ、ドラフト1位で2011年に福岡ソフトバンクホークス入団。プロ2年目の2013年には11試合に出場したが一軍定着はできず、2017年オフにトレードで東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍。プロ初ホームランを打ったものの思うような活躍ができず、2020年は8試合出場にとどまり、戦力外。育成契約を結び、二軍戦35試合に出場し、打率.241、ホームラン5本、14打点をマークし、ホームランはチーム単独トップ、打点は同トップタイと結果を残し、6月1日に支配下登録。一軍昇格後、5打席目のイーグルス戦で、2019年7月26日以来684日ぶりとなる、移籍後初安打をマーク。
5試合 打率.100 ホームラン0本 0打点
■小窪哲也選手(千葉ロッテマリーンズ)
PL学園高、青山学院大を経て、2007年の大学生・社会人ドラフト3巡目で広島東洋カープ入団。内野の全ポジションをこなすユーティリティ性と、一定以上の打力を持ち、スーパーサブとして、2002年まで13年間プレーし、705試合に出場。球団から指導者転身を打診されたものの、現役続行を希望し、NPB復帰を目指して独立リーグ・九州アジアリーグの火の国サラマンダーズに所属。移籍期限最終日の8月31日に入団。二軍戦4試合で打率.385と結果を残し、9月9日のオリックス・バファローズ戦で昇格即スタメン出場し、7回の第3打席、移籍後初安打がホームラン。
7試合 打率.056 ホームラン1本 2打点
■加治屋蓮選手(阪神タイガース)
2013年のドラフト1位でJR九州から入団。最速152km/hのストレートとフォークを武器として3年目の2016年に一軍デビュー。2018年にはセットアッパーとして、リーグ最多の72試合に登板、4勝3敗0セーブ31ホールド、防御率3.38の好成績。しかし、2019年から右肩痛を発症し、2020年は一軍登板6試合だった。2021年開幕戦で、2019年8月8日以来の勝利投手になりました。
7試合 1勝2敗0セーブ1ホールド 防御率7.94
■宮國椋丞選手(横浜DeNAベイスターズ)
2010年のドラフト2位で沖縄・糸満高から読売ジャイアンツに入団。2013年には開幕投手を任されるなど活躍しましたが、2020年は21試合に登板して防御率5.33で戦力外。今年3月に育成契約を結び、二軍で20試合登板、4勝3敗1セーブ、防御率4.85の成績を残し、8月30日に支配下契約。9月7日のジャイアンツ戦で昇格後初先発を果たし、5回7安打2失点で2017年7月12日以来、1518日ぶりの勝利を手にしました。
3試合 1勝1敗0セーブ0ホールド 防御率6.19
■風張蓮選手(横浜DeNAベイスターズ)
2014年ドラフト2位で東京ヤクルトスワローズ入団。2018年にはリリーフとして53試合登板、防御率4.37を記録。2020年は11試合登板したが、戦力外通告。合同トライアウトでバッター3人に対して無安打2奪三振の好投を見せ、支配下契約。
5試合 0勝0敗0セーブ0ホールド 防御率7.71
一度はプロ野球界から戦力外通告を受け、人生の岐路に立った選手たち。諦めないことの大切さを体現しています。これ以上失うものはなく、プレーできる限り、思いっきり自分の力を発揮してほしいものです。
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今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。