野球小僧

先攻と後攻とっちが有利? その2

甲子園での名勝負として、いろいろ挙げられますが、私も小さい頃にTVを見ていた記憶がある、1979年夏の箕島高(和歌山)対星稜高(石川)の一戦があります。

この一戦は甲子園博物館にも「名勝負」として記録が展示され、VTRも見られます。

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箕島000100000001000101x|4 

この高校野球史に残る激戦には「先攻・後攻」にまつわる話があったといわれています。

サヨナラ負けした星稜高は実はジャンケンに勝って「先攻」を選びました。

試合後、山下元監督の元には

「なぜ後攻を取らなかったんだ」

と関係者から言われたとのことです。

しかし、

「相手は強いんだから、先攻を取らなきゃ(簡単に)負けますよ」

と言い返したといいます。

優勝候補の箕島を相手に、攻撃的な気持ちで臨まなければ活路は見出せないのだと。

しかし、以後、相手によって、「先攻・後攻」を考えるようになった言います。

相手が格上ならば先攻。地域性も考慮する。

「関東は一度つまずくと迷う傾向がある。一方、関西は粘っこい」

関東勢が相手の場合には、先に仕掛けるため、先攻。関西勢が相手の場合には後攻という。

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(2009年全国選手権の熊本工-三重の一戦)

「主将には、『じゃんけんに負けたと言っておけ』と言い聞かせた」

そこまで考え抜いたからこそ、じゃんけんにもこだわり、歴代の主将にはじゃんけんの強い子を選んだという。

ただ、この名勝負のもう1つの主役。箕島高の尾藤元監督は無頓着だったそうです。

一発勝負の高校野球。

プレーボール前から相手の優位に立つこと。それが勝利への先取点でもあるでしょう。


コメント一覧

まっくろくろすけ
こんばんは。
こんばんは。

さすが、野球坊主さん。

ファールフライの転倒のあとは、ここで出るとドラマという、そのものが出ましたよね。

去年の葡萄隊キャプテンはじゃんけん弱かった…ほぼ全敗?
eco坊主
こんばんは~
こんばんは~

確か1979年の夏は星稜の春夏連覇が懸っていたんですよね。

12回も16回も同点HRだった・・
16回はファールフライで万事窮すかと思いきや
まさかの転倒でその後のHR!
星稜が後攻だったらというのは結果論ですわな。

じゃんけんに強い子って選べるもんですかね!?


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