今季のセ・リーグは中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツ、阪神タイガースの監督が交代することになり、今日までには新監督が発表されています。
そして、成績不振に伴って監督が交代ともなれば、コーチ陣にも交代する人が出てきます。すでに、どの球団も組閣人事は始まっていると思いますが、まだ全体的な正式発表には至っていません。
そんな中で、我らがドラゴンズの来季ヘッドコーチとして、元埼玉西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズ監督の伊東勤さんの名前が挙がっています。これは、一応大本営(中日スポーツ)は非公式ですが公表されているので、既定路線だとは思うのですが、本当であるのならば、与田監督、球団、ファンにとっても心強いものです。
与田監督には、投手陣の建て直し、特に今季(も)まったく上手くいかなかったブルペンの整備に期待するのですが、初めての監督就任で作戦面に関しては不安があり、フォローする参謀役のヘッドコーチが誰になるのかが注目でした。いったんは、現・二軍の小笠原道大監督の名前が挙がっていましたが。また、私は伊東さんはどちらかというと、読売ジャイアンツの原辰徳監督との繋がりがあると思っていたのですけど、今季限りで監督を退任した森繁和SDと伊東さんは、ライオンズ時代の旧知の仲であり、与田監督とも、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で一緒でした。
何と言っても2013年からはマリーンズで5年間監督を務めた時代にクライマックスシリーズに、あの戦力で3度チームを導く手腕に期待するものです。攻守に渡るチームの作戦面を任せるのならば、これ以上ない人材だと思います。
ただ、伊東さんを評価する球団は少なくなく、2017年オフからは、侍ジャパン強化委員会、編成担当の強化副本部長を務めているため、正式発表まではどうなるか、見守ることしかできません。
また、他のコーチ候補として、与田監督とバッテリーを組んでいたOBの中村武志さん、ドラフト同期だった井上一樹さんの名前も挙がっています。中村さんは、今季韓国のKIAのバッテリーコーチですが、伊東さんが、マリーンズ監督時代にバッテリーコーチを務めたという関係もあります。井上さんは、与田監督とドラフト同期で、引退後、打撃コーチ、二軍監督を務めていました。それに、2人は与田監督と同じく、故・星野仙一さんの元でプレーしていた、いわば星野チルドレンでもあります。
と、ここまではいいのですが、投手陣崩壊の責任を取って退団となる近藤真市さん、朝倉健太さんの両前投手コーチの後任が一向に決まってきません。噂にも挙がって来ていません。ということは、まさか・・・
今のところのコーチングスタッフです。
ところで、プロ野球界に入団してから、ドラゴンズ一筋の生粋のコーチの方も多くいます。(〇)の方がそうです。
一軍監督 与田剛
二軍監督 小笠原道大
コーチ 波留
田村藤夫
小川将俊(〇)
森野将彦(〇)
渡邉博幸(〇)
石井昭男(〇)
奈良原浩
早川和夫
小笠原孝(〇)
岩田慎司(〇)
都裕次郎(〇)
英智(〇)
勝崎耕世
宮前岳巳
塚本洋
松岡功祐
退団 近藤真市(〇)
朝倉健太(〇)
長嶋清幸
森脇浩司
土井正博
うーん、森脇さんの退団は残念です。