「道険」とは険(けわ)しい道を意味します。
「笑歩」とはどんな困難も笑って歩きたいということを意味します。
つまり苦しい時でも笑って行こうということです。
庶民派ボクサーといわれ、チャンピオンになっても大阪で家賃5万の木造アパートに住み、自転車でジムに通っていたという、元WBC世界スーパーフライ級チャンピオン・徳山昌守さん(本名;洪昌守(ホン・チャンス))。
徳山さんのリングシューズには、この四文字が刺しゅうされていました。
生きて行く中で、いろんな困難に突き当たることがあります。そんな時でも笑顔で行ければいいです。
ただ、笑顔で行くと言うことではなくて、「笑って行ける」くらいの余裕を持ってです。
野球においても、どんなスポーツにおいても試合中ではプレッシャーのかかった場面を何回も乗り越えて行かなくてはなりません。
そんなプレッシャーを余裕を持って、全力で最高のパフォーマンスを出すことです。
これから先、二度と同じ場面には出会えないかも知れません。
そして、そんなプレッシャーのかかる場面に出会えたことをうれしく思うことですね。
人生で、こんなにドキドキする場面い立ち会えて、自分はなんて幸せなんだろうと。
そして、その困難を乗り越えた時。きっと、見たことのない風景が自分の周りに見えることでしょう。
人生は決して平たんな道だけではありません。
小学校、中学校、高校、大学・・・卒業を迎え、次のところへ進学したり、次の学年に進級したり、新しい生活が始まります。
お世話になった野球部の先生方も新しい道へと進まれるとのこと。
他にも仕事の関係で新しい場所へ行かなければならなかったり、違う仕事に就かなければならなかったり。
そんな皆さんに、特に変わったことはないという皆さんにも、そして自分にこの言葉を贈りたいです。
「道険笑歩」
どんなに険しい道であったとしても、笑顔で、歩いていれば、きっと夢は叶えられる・・・