「おさかな天国」は、1991年に水産庁の魚食普及事業の一環として、「全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)中央シーフードセンター」のキャンペーンソングとして制作された楽曲です。作詞・井上輝彦さん、作曲は元;ジューシィ・フルーツのギタリストの柴矢俊彦さん、オリジナル版の歌は柴矢俊彦さんの奥さんの歌唱指導家の柴矢裕美さんです。
当初はカセットテープで発表され、全国のスーパー、百貨店などの鮮魚店コーナーのキャンペーンBGM用に配布され、耳にされた方もいらっしゃると思います。今でも、耳にしているような気もしますが、気がするだけかもしれません。
1996年にカップリング曲として「おさかなパワー!!リッキーマリンのテーマ」が追加され、通信販売用CDシングルとしてリリースされています。2002年3月20日に「おさかなパワー!!リッキーマリンのテーマ」に代わって、「おさかな天国のマーチ・バージョンを収録し、市販用CDとしてリリースされています。
歌詞は「サカナ(お魚)」を連呼し、31種類のお魚の名前が盛り込まれています。
そして、効用として、「♬サカナを食べるとアタマが良くなる」「♬カラダにいいのさ」といっています。
♪サカナ サカナ サカナ
サカナを食べると
アタマ アタマ アタマ
アタマが良くなる
サカナ サカナ サカナ
サカナを食べると
カラダ カラダ カラダ カラダにいいのさ
さあさ みんなでサカナを食べよう
サカナはぼくらを待っている
お魚はお肉と同じで、身体作りに欠かせない良質なタンパク源です。ただ、お肉の脂質に多いのは飽和脂肪酸といい、摂りすぎるとコレステロール値や生活習慣病のリスクが高くなるといわれています。一方、お魚(または魚介類)に多く含まれるのは不飽和脂肪酸です。なかでもDHA(ドコサヘキサエン酸)やIPA(イコサペンタエン酸)でおなじみの多価不飽和脂肪酸が多いのが特徴です。こちらは研究の結果、中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を減らし、脳みその働きを良くしたり、血液をサラサラにしたりする働きがあることがわかりました。そのため、お魚に含まれる脂質は「身体にいい」といわれています。
お魚はそれぞれの特徴から、「まぐろ」「かつお」「ぶり」などの「赤身のお魚」、「いわし」「さば」「さんま」といった「背の青いお魚」、そして「ヒラメ」「タイ」「タラ」などの「白身のお魚」に大きくわけられます。
赤身のお魚は日本人の食生活に不足しがちな、「鉄」が豊富です。鉄が不足すると疲れやすくなるので、スポーツをする子どもたちはもちろん、貧血になりやすい方いいです。「お肉のレバーは苦手」な方におすすめです。
背の青いお魚は、生活習慣病の予防も期待でき、食物から摂取する必要がある必須脂肪酸の「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や「EPA(エイコサペンタエン酸)」が豊富です。DHAは、人間の脳や目の網膜の脂質成分で、脳に直接入って栄養素として機能できる数少ない物質です。EPAは、脳内にはほとんど存在せず、血液サラサラ効果や中性脂肪低下作用がDHAより高い物質です。
また、白身の魚は「脂」が少なく、胃もたれを起こしにくいので、夜遅い夕食やダイエットをしている方に向いています。
ちなみに、「♬サカナはぼくらを待っている」というのは、食べられる側のお魚に聞いてみないとわかりませんが、「♬カラダにいいのさ」は科学的にも証明されています。
ということで、ゴールデンボンバーが「おさかな天国」の(勝手に)アンサーソング「おさかな地獄」が2021年7月25日にサブスクリプションサービスで配信されました。
鬼龍院翔さんは、「ダイビングのライセンス取得の為4日間海に潜って魚を眺めていたら浮かんだ新曲です」とのことです。
♬魚魚魚魚魚
魚魚魚魚魚
魚魚魚魚魚は⋯
魚は僕らを待っていない
魚は食べられたがっていない
魚は僕らの為に生きてなどいないよ
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
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