私のブログにお越しいただいてありがとうございます。新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
竜(りゅう、りょう、たつ、龍)は、神話・伝説の生きものです。
水中か地中に棲むとされることが多く、その啼き声によって雷雲や嵐を呼び、また竜巻となって天空に昇り自在に飛翔するとも言われています。また、口辺に長ひげをたくわえ、喉下には一尺四方の逆鱗があり、あご下に宝珠を持っていると言われています。秋になると淵の中に潜み、春になると天に昇るとも言われています。
中国では「神獣・霊獣」とされ、その起源は紀元前5000年頃~紀元前3000年頃の仰韶文化(ぎょうしょうぶんか:黄河中流全域に存在した新石器時代の文化)時代の遺物から発見されています。史記(前漢の武帝の時代(紀元前91年)に司馬遷さんによって編纂された中国の歴史書)における劉邦さん(前漢の初代皇帝)出生伝説を始めとして、歴代皇帝のシンボルとして扱われました。
日本には弥生時代(紀元前10世紀頃~300年中頃)に中国から伝えられたとされており、最初の弥生人は中国・江南地域(現;上海市を含む揚子江の下流のすぐ南にある地域)の龍蛇信仰を持つ海神族の流れであるとする説もあり、国津神(以前から日本を治めていたとされる土着の神)に属する大国主神、大物主神、建御名方神などは蛇体・龍神として描かれています。
さて、長野県松本市今井にあるJA松本ハイランドの果実共選所前の一本松の木に竜が出現しました。
この竜は、以前に切ったと思われる枝の根元部分が頭の部位に見え、さらに先が割れていて口が開いたように見えます。また、目に似た部分もあります。竜の身体のうろこのような部分は、松の木の独特なごつごつした樹皮で覆われており、幹から下方へ伸びた太い枝も含め、躍動感のある竜の姿そのものに見えます。
(ちょっと、曇りで、しかも逆光で見えにくいですが、雲を呼び風を呼ぶ竜ですから)
また、この松の木は近くにある諏訪神社の管理する地の「山の神」の跡地に生えているという縁起のよさでもあります。山は農耕に欠かせない水の源であり、豊饒をもたらす神さまが遠くからやってくるという来訪神(客神・まれびとがみ)の信仰もあります。そして、竜は恵みの雨をもたらす水神として日本各地で祀られいたりして、竜が棲むとされる沼や淵で行われる雨乞いは全国的にあります。
ちなみに、中国では竜は、「強力で縁起の良い力を持つ生き物」とされています。さらに、「貴人の力」「強さ」と「幸運の象徴」ともされています。この山の神の地に出現した竜によって、新型コロナウイルスも退散してほしいと願います。
また、世界中の人にもご利益があることをお祈りします。
「Tomorrow is another day」
映画「風と共に去りぬ」の最後のシーンのセリフです。これは、「明日は今日とは別の日」という意味です。
同じように、「昨日は今日とは別の日」です。昨日よりも今日をいい日にするために、そして明日のために大切に過ごしましょう。
そして、また、明日、ここで、お会いしましょう。