野球小僧

第68回 全日本大学野球選手権大会 準決勝 明治大(東京六大学) vs. 東京農業大北海道オホーツク(北海道学生)

全日本大学野球選手権は決勝進出目指し準決勝2試合が明治神宮球場で行われました。

第一試合は明治大(東京六大学)が東農大北海道オホーツク(北海道学生)を破り、38年ぶりの決勝進出を決めました。第二試合は佛教大(京滋)が東海大(首都)に逆転勝ちし、刑事大学勢初の決勝進出を決めました。

■第一試合 / 明治大(東京六大学) vs. 東京農業大北海道オホーツク(北海道学生)
東農大100000000|1
明治大01000004x|5

第一試合は先攻の東京農業大北海道は1アウトから新宅選手が初球ホームランで、先手を奪う。対する明治大は2回裏、ノーアウト一塁から相手の守備のミスによる隙をついて、ランナーが一気に生還し同点とする。

その後、両チーム無得点で迎えた8回裏、明治大は喜多選手の2ランホームランなどで一挙4点を加えて突き放す。東京農業大北海道は3回からロングリリーフでマウンドに上がった、ドラフト候補の明治大の伊勢選手を攻められず、無念のベスト4敗退。明治大は優勝した1981年以来となる決勝進出。

■第二試合 / 東海大(首都) vs. 佛教大(京滋)
佛教大000023010|6
東海大000300010|4

準決勝の第二試合は、一回戦と準々決勝で3点差をひっくり返し、サヨナラ勝ちで初のベスト4へ進んだ佛教大と、3試合とも逆転勝ちでベスト4に進んだ東海大の対戦。

東海大は初回に1アウト満塁、4回表にノーアウト一・三塁のピンチを無失点で切り抜けると、その裏、1アウト二・三塁から連打と好走で3点を奪う。対する佛教大は5回表に野嶋選手が2ランホームランで反撃。6回表にはノーアウト一・二塁での送りバントが相手の一塁悪送球で、ランナー2者が還り逆転、さらに1点を追加。

8回にも1点を追加した佛教大は、4回途中からマウンドに上がった2番手の木下選手が5回1/3を2安打1失点8奪三振と好投して逃げ切り、初の決勝進出。

6月10 日から始まった第68回全日本大学野球選手権大会も残すところ17日の決勝を残すのみとなりました。

18回の出場を数えながら、大学選手権では優勝から38年遠ざかる明治大は投打の柱の好調が頼もしい限り。

初戦となった二回戦では今秋ドラフト1位候補である森下選手を温存しながらも、一回戦で上武大を破った福井工業大を相手に北本選手が3ランホームランを含む4打点の活躍を見せ、9-2の7回コールド勝ちに貢献。

さらに準々決勝の東洋大戦でも東都大学野球リーグ個人賞4冠の村上選手から2本のタイムリー2ベースヒットで3-0の勝利に貢献しました。また、この試合では、先発した森下選手が7安打完封。力強さやキレに加えて、クレバーな一面も見せました。

今大会の台風の目となっている5年ぶり20回目の出場となる佛教大。

初戦ではプロ注目の三年生ピッチャー2人を擁する八戸学院大に9回に3点差を逆転するサヨナラ勝ちで劇的勝利。愛知工業大にも4-1で勝利。準々決勝では昨年度優勝の東北福祉大を相手に6回終わって3点のリードされましたが、7回から登板したドラフト上位候補の津森選手から8安打を打つ猛攻の末、最後はスクイズで見事なサヨナラ勝ち。

この強さは、3試合7失点の中山怜央選手、中山塁選手、木下選手のピッチャー陣と「(結果の)良い悪いに左右されないこと」ということを高校野球の監督歴も長い田原完行監督が徹底してきた成果になります。

チャレンジャー精神全開で挑んでくる佛教大に対して、明治大のエース・森下選手が満を持して立ち向かうと思われる決勝。

新元号・令和となり初の大学日本一を争う戦いは、いよいよ最後の一戦を残すだけになりました。


コメント一覧

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eco坊主さん、こんばんは。
確かに、タレント揃いの東海大の負けには、アレ?というのはありました。でも、佛教大も侮れない力があるということですね。何しろ、我らがドラゴンズの大野雄大選手の出身大学ですから。

はて、千葉の方で何かありましたっけ?
eco坊主
おはようございます。

やはり明治はきましたね~東海大の敗退は予想外でした。
B8くらいから明治と東海大かなと思っていたので・・
佛教大関係者の皆様ごめんなさい_人_

今日の決勝戦  見ものですね!

決勝戦に中京学院大の名前が無いのが悔しいです。




BTW:昨日の千葉市美浜区の試合は”えらいっこちゃ”でしたね。なんか田島投手結構やらかしてませんか?
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