「目玉焼き」はとってもシンプルなメニューで日本では「目玉焼き」と一くくりにされていますが、焼き方にもいろいろと好みがあり、また焼き方の種類によっても名前が変わります。とは言っても英語での呼び方です。
「目玉焼き」は英語で「fried egg(フライド・エッグ)」です。基本的に焼き方に関係なく「目玉焼き」全般を言います。日本語で「fry(フライ」と言いますと、「油で揚げること」を意味しますが、英語では「fry」は「油やバターで炒める」という意味です。
■sunny-side up(サニー・サイド・アップ)
私たち日本人が一般的に思い浮かべる目玉焼きです。
たまごの片面だけを焼き、黄身はほぼ半熟。
「sunny」は「太陽の」という意味があり、たまごの黄身が太陽のように見えることからこのように呼ばれています(写真は、ちょっと蒸し焼き状態です)。
■over easy / sunny-side down(オーバー・イージー / サニー・サイド・ダウン)
両面焼きの目玉焼きですが、黄身は半熟でトロトロ。
■over medium(オーバー・ミディアム)
両面焼きで黄身の固さは半熟の中くらい。
片面を焼いた後ひっくり返し、しっかり目に焼き、黄身はトロトロではなくやや硬め。オーバー・イージーに比べて、しっかり表面を焼いた状態。
■turn over(ターン・オーバー)
これも両面焼きですが、両面に焼け跡をまんべんなく付ける。黄身が崩れても文句は言えません。
■over hard(オーバー・ハード)
これも両面焼きですが、ターン・オーバーよりも黄身をしっかりと固めに焼く。
■based egg(ベースド・エッグ)
サニー・サイド・アップを蒸し焼きにしたもの。我が家ではこの焼き方が定番。
以前、海外出張したときにホテルの朝食で目玉焼きを作ってくれるのですが、このときに焼き方を指定するときに、上記の焼き方の呼び方を覚えておくと便利です。
私の場合、日本ではベースド・エッグかサニー・サイド・アップを注文する(とは言っても、こういう呼び方はしません)のですが、海外では生に近いたまごよりは「よく焼き」の方が安心できますので、ターン・オーバーを注文するようにしていました。
焼き方にもいろいろと種類があるように、目玉焼きに「何をかける」のかでもいろいろとあります。
以前、キッコーマンが目玉焼きにかける調味料の調査をしたところ、全国の54%が「しょうゆ派」でしたが、地域別には違いがあったと発表しています。
自由投票の結果、目玉焼きにかける調味料は、しょうゆ:54%、塩:16%、ソース:13%の順で、何もかけない人は3%でした。
全国
1位:しょうゆ 54%
2位:塩 16%
3位:ソース 13%
4位:コショウ 5%(塩コショウじゃないんだ・・・)
5位:マヨネーズ 4%
6位:ケチャップ 3%
6位:なにもかけない 3%
地域別
■北海道地方
1位:しょうゆ 75%
2位:ソース 11%
3位:コショウ 4%
■東北地方
1位:しょうゆ 61%
2位:ソース 17%
3位:塩 10%
■北陸地方
1位:しょうゆ 62%
2位:ソース:14%
3位:塩 9%
■関東地方
1位:しょうゆ 58%
2位:塩 15%
3位:ソース 13%
■東海地方
1位:しょうゆ 49%
2位:塩 20%
3位:ソース 14%
■関西地方
1位:しょうゆ 41%
2位:塩 25%
3位:ソース 13%(何にでもソースではないようです)
■中国地方
1位:しょうゆ 48%
2位:塩 16%
3位:ソース 13%
■四国地方
1位:しょうゆ 57%
2位:コショウ 11%
2位:マヨネーズ 11%
■九州地方
1位:しょうゆ 57%
2位:塩 14%
3位:ソース 10%
目玉焼きにしょうゆをかけるのは、関東地方58%、東北地方61%、北海道75%と北に行くほど高くなり、東海地方、関西地方、中国地方では50%以下であり、塩が増えてきます。四国地方の2位のマヨネーズというのは何かあるのかはわかりません。
今日は、長くてごめんなさい。もう少し、お付き合い願いします。
ちなみに、ある会社が「目玉焼きに何をかける?どんな風に食べる?」という質問を、日本在住の米国、香港、スペイン、ベトナム、韓国、中国出身の外国人と日本人に調査した結果も調べてみました。
■米国
少しだけ塩をかけます。卵そのものの味を楽しみたいからかけなくてもいいぐらい。エッグ、ベーコン、トースト、この3つの組み合わせが大好きで、ドリンクはミルクが定番。昔からこのセットが基本だったから今も食べています(30代 / 男性)
塩こしょうをかけるだけ。何かをかけようとは思わない。日本人がしょう油をかけるのがビックリ!(20代 / 女性)
塩をかけるだけ。ほかにソースとかはかけない(20代 / 男性)
シラチャソースという辛いチリソースをかけて食べていました。母がフィリピン出身だったからか、シラチャソースは家の定番。普通のチリソースよりも辛いから、日本人には辛すぎるかも(10代 / 女性)
■香港
目玉焼きといえば、麺に目玉焼きとスパムをのせた餐蛋麺。香港のB級グルメで、朝から屋台で食べる人もいるよ!(20代 / 女性)
■スペイン
黄身にパンをディップして食べます。だから、日本でもその食べ方を続けています。目玉焼きを食べる時は、ポテトとパンがセット!(20代 / 女性)
■中国
砂糖が混ざった甘い味のしょう油をかけます。地元の上海では、この甘い味のしょう油が定番で、肉や野菜を味つけするときも使うので、上海の料理は少し甘めといわれています。目玉焼きにももちろん合いますよ(30代 / 男性)
目玉焼きは少し塩コショウをかけて焼くだけ(30代 / 男性)
■ベトナム
ベトナムではサンドイッチに目玉焼きをはさんだバインミー・オプラが人気があります。ベトナムの人はみんな食べているし、私も好きでした!日本でも作ってみるけど。やっぱり地元で食べるバインミーのほうが好きかな(20代 / 女性)
■韓国
ケチャップをかけて食べます。僕が小さい頃は韓国ではあまりドレッシングが売られていなくて、家にある調味料といえばマヨネーズとケチャップでした。だから、ケチャップにつけて食べるのが当たり前になっていますね(30代 / 男性)
■日本
目玉焼きには断然しょう油。カリカリのベーコンを一緒に焼いて食べるのが好きで、しょう油味のベーコンもまたおいしいと思っちゃう(30代 / 女性)
しょう油をかける。半熟をご飯に乗せて混ぜながら食べるのが好き(30代 / 男性)
目玉焼きを白米にのせて、しょう油を少したらして、黄身を割りながらごはんと一緒に食べます。TKG風の目玉焼きライスをやるのは自分だけだと思ってたけど、学生時代の合宿で朝ごはんにやっている友達がいて、あ、結構こういう食べ方する人いるんだって驚いた記憶があります(30代 / 男性)
パンと一緒に食べるならクレイジーソルト。ご飯と一緒に食べるなら、調味料代わりに漬物やシャケフレークの塩分で。焼き方は硬めが絶対!半熟は好きじゃない(20代 / 女性)
ちなみに、私は基本的にはあるもの。しょうゆ、ソース、マヨネーズ、ポン酢、塩コショウ、七味(一味)など、そのときの気分と言うか、そこにあるものをかけます。また、焼き方はサニー・サイド・アップ、オーバー・イージー / サニー・サイド・ダウン、ターン・オーバー、ベースド・エッグなど、そのときの気分と、そのときのめんどくささで決めています。
特にこだわりはないという、こだわりです。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。