西暦2199年8月21日。
冥王星宙域で地球防衛艦隊がガミラス帝国艦隊と交戦し壊滅。ほぼ、ときを同じくして、マゼラン星雲の惑星イスカンダルから、放射能汚染で絶滅の危機に瀕していた地球へ、「イスカンダルへ放射能除去装置を取りに来るように」というメッセージと、ワープ航法を可能にする波動エンジンの設計図を収めた通信カプセルを携えて地球へ向かっていた宇宙船が、ガミラスの攻撃を受けて火星へ墜落してしまう・・・。
これは、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の第1話での話でありフィクションですが、2022年10月9日に米航空宇宙局(NASA)が、火星にまるで「UFOの残骸」のような宇宙のゴミがあることを発見したと発表。無人ヘリコプター「インジェニュイティ」の下にぶら下がる奇妙な残骸が同機のナビゲーションカメラに写っており、現在その物質の詳細について調査しており、「このFOD(航空機が損傷する可能性のある異物)はナビゲーションカメラが捉えたもので、その動画の始まりから途中半分ほどまで写っており、その後、脚から落下し火星の地面へと向かっていきました」「フライトからのすべての通信や飛行後の探索や転送は予定どおり行われており、乗り物への損傷を示すものは何もありませんでした」としています。
世の中にはまだまだ人類にはわからない不思議なことが多いと思います。
さて、2021年に米国航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーサヴィアランス」が火星に着陸したときに、「ヒートシールド」「パラシュート」「金属バネ」「発泡材」「ネット」など、さまざまな「ゴミ」を火星表面のあちこちにばらまいていたそうです。
それをインジェニュイティが2022年4月19日に撮影しており、上記のナビゲーションカメラが捉えたものがこれらのゴミだった可能性もあると思います。
米国カリフォルニア工科大のベタニー・エールマン教授は、「これらは単なるゴミの山ではありません。それらは人類が火星に残した最初の一歩の遺物なのです」「私たちが地球の古代文明を研究するとき、当時のゴミの山に目をとおします」と言います。
つまり、宇宙ゴミは未来の宇宙考古学者にとってのお宝という理論のようです。
さらに、「火星探査車の着陸地点は、将来人間が火星に降り立った時には国立公園になるでしょう。そして、着陸の際に外れた着陸システムの一部や発泡材は歴史的記念物になるでしょう」とも言っています。たしかに、それには一理あるとは思いますが・・・。
もちろん、現在稼働しているパーサヴィアランスやインジェニュイティもいつかは寿命を迎えて機能を停止してゴミになってしまうでしょうし、中国の探査車「Zhurong(祝融)」も同じ運命になるでしょう。そもそも、NASAの探査車「ソジャーナ」「スピリット」「オポチュニティ」はすでに何年も前に機能を停止していますし、ほかの国の探査船も同じです。
ただ、月のゴミも火星のゴミも「お宝」となってくれば見方が変わってくると思います。一攫千金を狙って、それらのお宝を持って帰ってくるということを考える人もでてくるかも知れません。
そもそも、地球上においても考古学的遺跡からいろいろな遺物が略奪さてたりしていますので。宇宙関連にもコレクターは多数いるでしょうし、そういうコレクターたちが宇宙ゴミに巨額を投じることは充分に考えられると思います。
世界中でプラスチックゴミだけでも約1億5000万トン以上(2015年)あると言われ、さらに毎年約800万トンが発生していると言われていますが、いまのところ、こちらはコレクター収集にはならないようですが、宇宙ゴミを収集に行くかどうかは自由だと考えますが、そこに巨額な投資をするよりも、地球上の海洋ゴミを回収する方に投資してほしいものです。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。