中央自動車道またはJR中央本線を走っていると、一瞬だけ山の中に巨大な手紙を見つけることができます。その名も「緑のラブレター」です。
(なぜか、そのものを写真撮るのを忘れました)
「芸術のまち・藤野」の象徴的な作品とされ、地元の造形作家・高橋政行さんによって、1989年に自然から人間へのメッセージをテーマに作成されたものです。できた当時には、いろいろと話題になったこともありますので、記憶している方もいらっしゃるでしょう。
人の手の形に切り込みが入り、あたかも山そのものがラブレターを手にしているかのように見えます。実際の大きさは縦17m×横26mです。
神奈川県相模原市緑区藤野地区は、東京都の西端にある高尾山を貫く、高速道路の渋滞の聖地「小仏トンネル」を抜けたところにあります。2006年までは藤野町と呼ばれていた地区です。2007年に相模原市に編入され、2010年に緑区の一部となりました。
旧藤野町が芸術で町おこしを始めたのは、神奈川県が相模川上流域の開発プランとして「藤野ふるさと芸術村構想」を企画したのがきっかけでした。そもそも、こういう企画自体は長続きしないことが多いのですが、現在では藤野地区では国の「構造改革特区」の仕組みを使って、独特な「教育芸術」思想を掲げる「シュタイナー学園」を誘致したり、芸術家たちにギャラリーとして貸し出す「ふじのアート・ヴィレッジ」、廃ホテルを再利用した手作りのアトリエ、自然農法の農園や農園レストラン、自立分散型エネルギーを目指す市民発電所「藤野電力」、地域通貨「よろづ(萬)屋」など、創意工夫で自立活動をしています。
緑のラブレターをじっくりと眺めてみたい方は、「藤野観光案内所ふじのね(「ふじの」の根っこ(ベースになる)と「ふじの」の音色(雰囲気)が届くというコンセプトで名付けられた)」を訪れてみてください。この場所からは緑のラブレターがよくみえるそうです。
「ひづれ橋(藤野観光案内所ふじのねから徒歩7分)」からは、川面にラブレターが映ることもあるそうです。また、緑のラブレターの場所にも行くことができるようです。
さて、下世話な話ですがラブレターの中身が気になると思います。
実は2015年11月末~2016年3月の間、初めてハートの封印が解かれ開封されました。開封は少しずつ変化する様子に気づき興味を持ってもらいたいと、事前告知なしで行われました。
そして、でてきたメッセージは数字の「5」。
これは、相模原市緑区区制施行5周年を記念して開封されたため、5周年にちなんだ数字がメッセージとして使われたとのことです。次回の開封はまだ未定とのことです。
本日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。