4月後半の全日本少年野球から約一ヶ月。5月後半には中部日本の予選会です。
この塩尻予選会第一日の試合二試合と1イニング観戦してきました。
個々の試合の結果はともかくとして。
中学三年生主体(中には二年生、一年生主体)のチーム構成であるのと、飛びぬけた選手がいないということもあって、技術的・実力的には大差は見られません。
また、一ヶ月間に比べても力の差はあまり感じられません。それでも、試合には点差が付き、勝ち負けが付いてしまいます。
野球ですから、いかに点を取って、点を取られないかというのが、結果に直接つながります。
でも、点を取るとか、取られないとかを動いている試合の中で組み立てることは難しいことだと思います。
それよりも1イニング3個のアウトを取って、21個のアウトを積み重ねていくことを考えるべきではないのかと思います。
例えば、1回表ノーアウト一塁を迎えたとします。
ランナーを二塁へ進めたくないという守備側の気持ちは判ります。でも、その気持ちが強すぎて、ボール先行カウントで自らを追い込んでしまうことがあります。
でも、中学野球ではシングルヒットで二塁ランナーをホームへ還すことは、ほとんどありません。
ですから、相手の送りバントでアウトがもらえるならば、守る方は送ってもらった方が得策です。何しろ、相手からアウトを貰えるのですからね。
緊張した試合の立ち上がりですから、アウトを1つ取ることで、落ち着きますからね。
1アウト二塁をピンチだと思わないことですよね。
そうは言ってもグラウンドでしか判らない空気があります。
プレーしている選手が積極的に声掛けしながら、次のプレーの確認の意思統一すればいいことだと思います。
勝敗を分けたアウトの取り方です。
塩尻予選会に勝ち残るのは1チームのみです(本日、代表選)。
残りの4チームは6月13日の中体連・塩筑大会に向けて、もう一度基本的なところを見直して来ることでしょう。
「捲土重来 」
一年前のような、熱い試合を期待します。