伊:東京へ行きたいんだ、東京
富:えー、それでしたら、12時38分発の特急はやぶさ2号に乗ってもらって、いったん京都で降りてください
伊:降りるの?
富:はい。そして、すぐ、東京行きのとんびがきますけど、それをあえて見送って
伊:え?
富:次のMAXはげたかで東京へ向かえば、アリバイはばっりりです
伊:いや、アリバイ工作は要らないんだよ、西村京太郎かっ!
「西村京太郎かっ!」は、伊達みきおさん(ツッコミ担当、右側)と富澤たけしさん(ボケ担当、左側)からなるお笑いコンビ・サンドウィッチマンの、コント「みどりな窓口」での伊達さんのツッコミです。
「みどりな窓口」は、主にJRグループの旅客鉄道各社が設置・営業する乗車券類発売所(出札所)のうち、マルスシステム(Multi Access seat Reservation System = MARS)と呼ばれる端末機が設置され、JRグループ旅客全社の鉄道線乗車券類(乗車券・特急券・指定券など)、JRバス路線、高速バス、ツアーバスなどの座席指定制路線の乗車券・指定券などを総合的に発券できる発売所の「みどりの窓口」をもじったコントネタです。
おそらく、誰もが一度は見たことがあり、お世話になったことがあると思われます。ちなみに、JR各社に分割される前の日本国有鉄道が1965年10月1日にスタートさせた窓口で、名称は当時の指定席券の色が緑色であった事に由来しています。
近年ではインターネットによって、「えきねっと」「e5489」などJR各社でマルスシステムに接続できるサービスを開始していますが、利用可能路線・列車が限定されている場合もあり、利用可能外路線の切符を購入する場合は、どうしてもみどりの窓口を利用する必要があります。
以前、よく、出張時の復路の特許う指定席を「駅指定」にしてあったことがあります。これは、乗車する特急の指定席をみどりの窓口で予約するものですが、発車時間の直前に行くこともありました。そのときに相談カウンターのように長時間占有されてしまっている光景も見られたりします。みどりの窓口にお願いしないと出せない切符もあり、そのために列に並んでいる人にとっては、ときに大変な迷惑だったりしますが、「指定席券売機」「みどりの券売機」も最近ではありますので。
伊:急いで、東京行きたいんだよ!一番速いの何だ?
富:一番速いのは、ヘリじゃないですか?ヘリ
伊:あっ!ヘリって、言っちゃったよ!みどりな窓口のやつが、ヘリって、言っっちゃたよ!何で、ヘリ移動なんだよ?
富:じゃ、10分後に出発するのがありますよ
伊:あっ、そうなの?取っちゃって、じゃあ
富:こちらムーンサルト・エキスプレスになります
伊:プロレス技みてぇだな、それ、何時に着くの?
富:明日の朝10時ですね
ちなみに、「みどりの窓口」はJR東日本が持っている商標名です。JR東海では「みどりの窓口」ではなく「JR全線きっぷうりば」と表記されています。これは、JR東海では駅業務を子会社などに委託する業務委託駅や自治体に委託している簡易委託駅が多く、簡易委託駅は駅員が配置されていない「無人駅」という扱いになっています。ただし、マルスシステムが設置されてこともあり、改札は行わないが切符の販売は実施している駅があります、ただし、規定により、切符の払戻業務は駅員が行わなければならないため、委託駅ではできないこともあり、「みどりの窓口」と区別するために、この名前が使われるようになっているのです。
のんびりと、列車で旅できる日が早く戻って来て欲しいと願います。
あらためて、2度とこない今日という1日を大事に大切に過ごしたいと思います。
良いことはずっと続き、良くないことには、必ず終わりが来ると信じていきましょう。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。