男の挑戦シーリーズ・世の中の変わったものを食べてみよう。本日は、マンナンミールカンパニー ハイスキー食品工業株式会社から2020年3月に販売されている「わさびで食べるマンナン漬けまぐろ」です。
レバ刺し風こんにゃくの次は、漬けまぐろそっくりな、こんにゃくです。
こんにゃくを天然のトマト色素で着色し、漬けまぐろのたれで味付けしたものです。これも、レバ刺しと同じく、業務用に開発した「こんにゃくの寿司ネタ」を家庭用に改良したもので、わさびを付けて食べるだけで、本格的な漬けまぐろに近い食感や味が楽しめるというものです。
早い話が、こんにゃくで漬けまぐろを再現したというものです。冷静に考えてみれば、その意味がよくわかりません。まぐろは、まぐろのお刺身を食べればいいと思いますが、それをいってはお終いです。
ちなみに、カロリーは次のようになっています。
■マンナン漬けまぐろ:1袋あたり90gで52kcal(漬けダレと特製わさびパウダー含む)
■まぐろの赤身のお刺身:約5片40gで約50kcal(めばちまぐろ)
気になる中身は、こんな感じの、「ほぼまぐろ」です(きわもの扱いされて、盛り付けしてもらえませんでしたので、パッケージに空けています)。
食べてみますと、こんにゃく自体にまぐろの漬けのタレで味付けしたもの、そのものです。それ以外には言葉はありません。
以前、「うな次郎(https://blog.goo.ne.jp/full-count/e/c1346267d95f673ef456c2fe6fb0286a)」という、「うなぎもどき」のかまぼこを食べましたが、一部のまぐろも絶滅危惧種に指定されていますので、このような代替品的な食品が増えてくるのかもしれません。
さて、「漬け」とは、江戸前寿司と呼ばれる「握りずしを中心とした寿司屋で提供されるお寿司」における、江戸前握りずしの具材の仕事の1つで、マグロの赤身などを醤油を主体にした調味液にしばらく漬けたり、さっとくぐらせたものをいいます。長時間漬けてねっとりした質感をもたせたり、切りつけて数分程度の短時間漬けたり、湯霜にしてから漬けるなどの仕事があります。白身魚も漬けにすることがあり、八丈島などにみられる「島寿司」はその名残りです。
もともとは、「漬ける」ことによって、保存期間を少しでも長くしようとした、先人の知恵でもあります。
本物そっくりの代替グルメ。こんにゃくですから、カロリーは気にせずに食べられるのはいいと思います。
男の挑戦シリーズですが、東京・銀座で値段の書いていない、お寿司屋さんで「漬け」を頼むことはおそらく2度とないと思います(私の今までの人生で1回だけありました)。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。