北海道厚真高等学校は、北海道勇払郡厚真町にある公立(道立)の全日制普通科高等学校です。町のHPを見ますと、生徒数は97人と、失礼ながら非常に小さい高校です。厚真町は札幌市から車で1時間半、新千歳空港からは35分の距離に位置する、自然に囲まれた実り豊かなまちです。
1953年に開校し、1984年に道立に移管されています。
部活動は
野球部;二年生3人
バドミントン部;三年生4人、二年生3人、一年生5人
ボランティア部;7人
写真部;二年生7人、一年生1人
美術部;二年生10人
自然科学部;活動内容検討中
ESS(English Speaking Society);二年生6人、一年生2人
となっています。
このように部員確保がなかなかできないようで、2015年の選手権南北海道大会(室蘭地区C)地区大会一回戦を最後に、単独チームとしての記録は残っていません。また、連合チームにおいても、2017年の春季大会と選手権大会での伊達・厚真・えりも高の連合チームを最後に、秋季大会以降はその名前を見つけることが出来ませんでした。
それでも、過去には1982年・第64回、2005年・第87回、2008年・第90回、2013年・第95回大会では初戦に勝って、二回戦または三回戦に進出していますので、決して万年初戦敗退チームという訳ではないのです。
さて、2017年の厚真高・野球部には林広一選手、広二選手(共に三年生)が所属していました。双子兄弟の両選手は、部員2人という環境の中で、これまで地道に練習に取り組んでいました。
2人は小学五年生の時、苫小牧市勇払の少年野球チームで野球を始め、苫小牧勇払中学校でも野球部に所属していました。厚真高では一年生の秋季大会終了後、部員2人となったことから二年生の春季と夏季大会の出場は叶いませんでした。二年生の秋季大会は富川高、えりも高の両校との合同チームで出場し、三年生の時には伊達高、えりも高の両校との部員と力を合わせ、選手10人で大会に臨んでいました。
冬季間は室内でバットを振り、屋外で練習できるシーズンになると、片方がバッティングピッチャーを務めるなど、2人でできることを考えて工夫しながらトレーニングを継続。4月に顔合わせした合同チームでは週末やゴールデンウイーク中、練習や練習試合をこなし、チーム力を高めてきました。
ただ、残念ながら、選手権大会では北海道栄高に0-13のコールドで負けてしまいました。
「現在、2年生3人で活動しています。少ない人数ですが、日々厳しい練習に励んでいます。部員を募集するとともに、人数が少ない中にも、勝てるチームを目指しています。また、野球を通して人として成長できるように町内清掃などの活動もしています。「厚真から全道大会」を狙っていきます。部員が足りません。町内からの多くの入部をお願いします。地元で結果を残しましょう。」
厚真高野球部が再び単独チームで出場でき、厚真町の皆さんに応援されるくらいの活躍をしてくれる日が来ることを願っています。
昨日の未明起きた地震に遭われた皆様に、お見舞い申し上げます。一日も早く、以前の生活に戻れますよう微力ながら、今、私にできることで応援したいと思います。