全日本軟式野球連盟におけるピッチャーの投球制限について、昨年地元の大会で取り入れるかどうかの話がありました。
どうやら、今年度から地元の大会でも、この取り決め事項を取り入れることになったようです。
ちなみに導入はされなかったのですが、昨年(平成23年度)の取り決め事項は次のとおりでした。
「平成23年度本連盟新規取り決め事項 - 少年部・学童部の投球制限」
「投手は一人1日1試合しか投げられないこととする(通常7回、特別延長戦の場合10回まで)。
ダブルヘッダーの場合は、必ず投手(前の試合に登板したすべての投手)を代えることとし、連投は禁止する。」
(取り決め事項より抜粋)
つまり、一試合でも登板したと見なされたら、次の試合には登板できなくなります。
軟連審判の技術部の方に直接聴いた回答では
「ブルペンでの投球練習のことも考慮して、試合では一球投げただけでも、次の試合は登板禁止なんです」
というものでした。
さて、それが今年(平成24年度)にはどうなったかと整理しますと
「平成24年度新規取り決め事項 - 少年部・学童部の投球制限」
「投手の投球制限については、健康維持を考慮し、1日7イニングまでとする。
なお、学童部3年生以下にあっては、1日5イニングまでとする。
投球イニングに端数が生じたときの取り扱いについては、3分の1回(アウト1つ)未満の場合であっても、1イニング投球したものとして数える。」
(取り決め事項より抜粋)
とのことです。つまり、イニング制限に落ち着いたのです。
これはこれではっきりしていいのですが、少年(中学)野球では記録員というか記録をとっていますが、地元学童(小学)野球では、それほど詳細に記録していませんでしたから、記録を取るとなればそれはそれで一苦労となります。
各試合に記録員をチームから出すという話もあるようです。
まあ、それはそれとして、参考資料として「青少年の野球障害に対する提言」というのがあります。
この中に「へぇ~」というのがあります。
「練習日数と時間については、小学生では、週3日以内、1日2時間をこえないこと」
「全力投球数は、小学生では1日50球以内、試合を含めて週200球をこえないこと」
この練習日数と時間では練習にはならないでしょうしね。
全力投球といっても、違いが良くわかりませんし、誰がカウントできるのでしょうか。
厳密に取り入れたとすれば、一大革命がおこっちゃいますよね。