先週の話になりますが、初交流戦観戦をしてきました。この試合はドラゴンズの2人の侍ジャパン候補選手であり、ともに“病み上がり”選手の活躍でした。
投のヒーローは選手会長・大野雄大選手。左ヒジ痛で約2か月間、戦線離脱していましたが、復帰2戦目で、5安打2失点の145球の熱投で完投勝利を挙げました。
打のヒーローは主将・平田良介選手。先日の試合前に「ぎっくり腰」で2試合戦線離脱しましたが、プロ初のスタメンDHで出場し、同点の八回1アウト二塁で決勝の8号2ランを放ちました。
平田選手が「大野が強気の投球をしていた。その気持ちが僕のバットに乗り移った」と話しますと、大野選手も「万全じゃない中で本塁打を打ってくれた。頼れるキャプテンです」とのこと。
勝っても気になるのは大野選手のヒジ具合です。六回を終了時に球数は111。「いけます」と続投を志願し、七回以降は”エース”の称号にふさわしい圧巻の完全投球でした。そうは言っても、ケガから復帰してすぐの投入回数には驚きです。この試合で終わりではありませんので、次までの回復具合が多少心配ですが、投げられない2ヶ月間に筋力トレーニングの量を増やしてパワーアップしてきたようですから、安心しても良いかもしれません。
ここまで5試合で3勝2敗とケガもあって物足りないような成績ですが、今シーズンはそもそも夏場にピークを持ってくるためのスロー調整をしてきました。
自主トレでのブルペン入りをやめて、2週間遅くし、さらにキャンプでは例年約2000球を投げ込むところを1500球に減らしていました。これは、同学年の前田健太選手(ロサンゼルス・ドジャース)の調整法を試したものだそうです。
平田選手はここまで8ホームラン。ビシエド選手に次いでチーム2位の数字です。昨年は13本のホームランを打ちましたが8本目が7月20日、自己最多の15本を打った2013年でも8月2日でしたので、超ハイペースでホームランを量産中です。しかも、今年はホームランを打った試合は6勝2敗と、チームの勝利に貢献している、内容のあるホームランとなってします。
残り約80試合。
ピッチャーは大野選手が引っ張り、バッターは平田選手が引っ張る。その投打の軸が戻ってきたことによって、ペナントレース後半戦に向かって弾みがつくことでしょう。
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