第94回全国高校サッカー選手権長野県大会の決勝は11月7日に松本市の総合球技場アルウィンで行われ、都市大塩尻高が松本第一高を2-0で破って、二年連続4回目の優勝を果たし、全国大会出場を決めました。
「攻めの都市大」と「守りの第一」というスタイルで勝ち上がってきた両チームでしたが、決勝戦でもそのスタイルのまま、前半から都市大塩尻高が松本第一高ゴール前に攻め込み、前半だけで8本のシュートで攻め込むものの、GKの好守などでゴールを割れずにいました。
野球でも同じですが、一方的に攻めているものの、得点できないという時は嫌なものです。後半に入ると、松本第一高が逆に攻め込むシーンが何度も見られましたが、守備陣が踏ん張り、立て続けに2得点を挙げての勝利でした。
全国高校サッカーの長野県勢は、この10年間で3勝(2008年に武蔵工業大二が1勝、2013年に松商学園高の2勝)しかありません。何とか自慢の攻撃力で勝ち上がっていって欲しいものです。
一方、ほぼ同時間で行われたサッカーJ1セカンドステージ16節のヴィッセル神戸と松本山雅FCは前半1点を先制したものの、後半終了間際の80分に同点に追いつかれ、アディショナルタイムで逆転されてしまい、J2降格が決まりました。やはり、J1の壁は厚く、ここまでのリーグ戦33戦で7勝6分20敗。この負け数はリーグ最多。総得点30は3番目の少なさ、54失点は3番目の多さでした。戦力不足とケガ人で苦戦した一年だったと思います。
それでも、まだ14日には天皇杯が残っており、今年は終わってはいませんし、「再びJ1へ」が既に合言葉になっています。
両方の試合をTVで観ていましたが、対照的な結果になってしまいました。
でも、都市大塩尻高サッカー部と松本山雅FCも反省を生かし、得たものを活かして、大舞台で華を咲かせられるように、今後の活躍に期待しています。
しかし、サッカー部があまり活躍すると野球部の立場もグラウンド使用面積もだんだんと小さくなってしまう。
野球部の選手諸君、サッカー部の応援は楽しそうで何よりでしたが、今度はサッカー部にも応援に来てもらえるように頑張ってください。