野球小僧

神奈川大学野球連盟

神奈川大学野球連盟とは、神奈川県内に所在する大学の硬式野球部で構成された野球リーグです。全日本大学野球連盟に所属しています。

2017年秋季リーグは関東学院大がすべてのチームから勝点を挙げる完全優勝を成し遂げて、11季ぶり55度目の栄冠を手にしました。最優秀投手賞を獲得した福本選手(二年・愛工大名電高)、ベスト人の久保田選手(二年・前橋育英高)の先発二枚看板が大車輪の活躍を見せ、チームをけん引しました。バッターでは最優秀選手賞を獲得した桒原選手(くわはら・四年・東海大相模高)、一年生ながら打率.477という高い数字をマークして首位打者に輝いや関選手(一年・福井商高)らが優勝に大きく貢献しました。

■所属リーグ 勝敗は2017年秋季リーグ戦
一部リーグ
 関東学院大   12試合10勝  2敗 0分 勝点5
 神奈川工科大  10試合  6勝  4敗 0分 勝点4
 桐蔭横浜大   12試合  7勝  5敗 0分 勝点3
 神奈川大    12試合  7勝  5敗 0分 勝点3
 横浜商科大   13試合  4勝  9敗 0分 勝点1
 鶴見大     11試合  1勝10敗 0分 勝点0

二部リーグ
 横浜国立大   13試合10勝  3敗 0分 勝点5

 防衛大     12試合  9勝  3敗 0分 勝点4
 横浜市立大   12試合  6勝  6敗 0分 勝点3
 松蔭大     12試合  6勝  6敗 0分 勝点2
 東京工芸大   12試合  4勝  8敗 0分 勝点1
 田園調布学園大 11試合  1勝10敗 0分 勝点0
※一部二部入れ替え戦は横浜国立大が鶴見大を2勝1敗で下し、一部昇格

■リーグ優勝回数 2017年秋季リーグ終了時点

一部リーグ
 55回 関東学院大

 52回 神奈川大
 13回 横浜市立大
 10回 桐蔭横浜大
   6回 横浜商科大
   1回 横浜国立大

二部リーグ 優勝は判明分のみ
 26回 防衛大学
 11回 横浜国立大
 10回 横浜市立大
   8回 鶴見大
   3回 松蔭大
   2回 桐蔭横浜大
   1回 横浜商科大、東京工芸大、田園調布学園大、神奈川工科大

■かつて参加していた大学
 東京水産大(現:東京海洋大) 1950年春季より加盟、1954年春季限りで脱退し、東京新大学野球連盟へ移籍
 麻布獣医科大 1952年春季より加盟、1953年春季限りで脱退
 神奈川歯科大 1982年春季より加盟、2001年秋季限りで脱退
 職業能力開発総合大学校 2007年春季より加盟、2014年秋季限りで休部に伴い脱退

■歴史
1949年に横浜四大学野球連盟として発足し、同年に総当たりのリーグ戦を開始。その後の所属校の加盟、脱退にともない連盟名称を変更しながら現在に至ります。連盟発足当初は、1947年発足の全国新制大学野球連盟の関東地区に編入され新制大学野球選手権に出場し、当時の横浜市立大は新制大学選手権での強豪でした。1952年の全日本大学野球連盟の発足に伴いそのまま関東地区(後の東部地区大学野球連盟)として移行しました。

当時の関東地区代表決定戦(東部地区代表決定戦)には本連盟の代表校が出場したのか、それとも全所属校が出場できたのか、当時の代表決定戦のシステムの様子が確認できるものが見当たらない為不明です。

全日本大学野球選手権大会への代表枠に関しては、その後、連盟単独としての出場枠を得ることになり、新制大学野球連盟から移行した全国の連盟の中では比較的早い時期にその権利を与えられました。明治神宮野球大会への出場枠に関しては、当初は関東地区で代表決定戦を行なっていましたが、その後は長い間1年置きでの出場権という特異な出場形態が採られ続けられましたが、2005年からは関東地区としての代表決定戦が復活しています。

1949年 横浜四大学野球連盟として設立(初期の加盟校は横浜国立大、横浜市立大、神奈川大、関東学院大)
1950年 東京水産大(現:東京海洋大)が加盟。神奈川県下五大学野球連盟に改称し、春秋の2季制に変更
1952年 麻布獣医科大(現:麻布大)が加盟。神奈川県下六大学野球連盟に改称。全日本大学野球連盟発足に伴い、関東地区(後の東部地区大学野球連盟)内に編入。麻布獣医科大が脱退
1954年 東京水産大が脱退。横浜四大学野球連盟に改称
1956年 防衛大学校が加盟。横浜五大学野球連盟に改称
1964年 関東五大学野球連盟と改称
1965年 全日本大学野球選手権大会の出場枠拡大に伴い東部地区から独立。単独代表権を得る
1966年 神奈川五大学野球連盟に改称
1968年 明治維新百年記念明治神宮野球大会に連盟選抜チームが出場
1970年 明治神宮野球大会が開始され連盟代表が出場
1973年 明治神宮野球大会における代表枠が関東地区に編入され連盟代表が地区代表決定戦に出場
1977年 幾徳工業大(現:神奈川工科大)が加盟。神奈川六大学野球連盟に改称
1979年 神奈川大学野球連盟に改称
1981年 明治神宮野球大会における代表枠が隔年での出場となる。同年は当連盟代表が出場
1982年 神奈川歯科大、東京工芸大、横浜商科大、鶴見大が加盟。加盟校増加に伴い二部リーグ創設
1993年 全日本大学野球選手権大会において関東学院大が連盟代表として初の準優勝
2002年 神奈川歯科大が脱退
2003年 明治神宮野球大会において神奈川大が連盟代表として初の準優勝
2004年 田園調布学園大が加盟
2005年 明治神宮野球大会における代表枠が関東地区として編入され、連盟の代表校が地区代表決定戦に出場
2006年 桐蔭横浜大学が加盟
2007年 職業能力開発総合大学校が加盟
2009年 松蔭大が加盟
2015年 職業能力開発総合大学校が脱退

■運営方法
加盟校数の関係から前シーズンの成績を基にした各部6校構成を基準に一部、二部に分けたブロック運営を行なっています。

対戦方法
春季と秋季にそれぞれリーグ戦を実施し、各シーズン終了後に各部の間で入れ替え戦を実施しています。
一部:春秋共に2戦先勝方式の総当たりによる勝ち点制。引き分けは再試合
二部:2戦固定の勝率制

順位決定方法
勝ち点制:同一対戦校に勝ち越した場合に勝ち点1を獲得し、勝ち点が多い方が上位。勝ち点が同じ場合は全体の勝率比較によって順位を決定。勝ち点も勝率も同じ場合は、優劣の決定が必要な場合に限り決定戦を行ないます。決定戦の成績はリーグ戦の成績に加算しません。
勝率制:当該チームの全勝数を引き分け数を除いた全試合数で割った勝率が高いチームが上位。勝率が同じ場合は、優劣の決定が必要な場合に限り決定戦を行ないます。決定戦の成績はリーグ戦の成績に加算しません。

入れ替え戦
各部のリーグ戦の終了後に上位リーグの最下位校と下位リーグの優勝校との間で対戦を組み、勝者チームを次シーズンの上位リーグの所属とします。敗者チームは次シーズンは下位リーグ所属となります。対戦方法は2戦先勝方式。

試合会場
横浜スタジアム、相模原市立相模原球場、神奈川県立保土ヶ谷公園硬式野球場、神奈川工科大学KAITスタジアム、関東学院大学球場、俣野公園野球場
一部リーグは横浜スタジアム(全試合)と公営球場、関東学院大学球場の2回戦までは有料になります。

全国大会成績
 関東学院大 全日本大学野球選手権大会 出場27回:優勝 1回
       明治神宮大会       出場10回:ベスト4 2回
 神奈川大  全日本大学野球選手権大会 出場25回:優勝 1回
       明治神宮大会       出場  7回:準優勝 1回
 桐蔭横浜大 全日本大学野球選手権大会 出場  5回
       明治神宮大会       出場  3回:優勝1回
 横浜商科大 全日本大学野球選手権大会 出場  4回
 横浜市立大 全日本大学野球選手権大会 出場  4回:ベスト4 1回

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
なんか「横浜」って聞くだけオシャレな感じがします。ただ、市立大の方は選手が12人だけだとかで、新入生頼みのところがあるそうです。

防衛大で野球やった後は、上(自衛隊)で野球を続けるのでしょうかね。航空自衛隊は千歳のチームが有名ですが、ほかにもクラブチームがあったり、大体、どこにもチームがあるようです。

>私の崇拝する松田優作さん・・・
ん?何か呼びましたか?
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

神奈川大学野球連盟もあまり記憶にない連盟です。
どうしても関東っていうと東京六大学や東都大学、首都大学に私の耳目はいってしまっているようです(´ε`;)
あと箱根駅伝に出てくる大学が海馬に刷り込まれていますし。

学校の野球場まで有料とは珍しいですね。

私の崇拝する松田優作さんが関東学院大学(中退)ですね!
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