残暑お伺い申し上げます。
暦の上では秋とはいえ、連日猛暑が続いており、みなさま、ご家族ともどもお元気でお過ごしでしょうか。
2020年の夏は8月11日に群馬県や埼玉県では最高気温が40度を超え、翌8月12日も朝からヒートアップし、またしても最高気温35度以上の猛暑日となり、気温37度台、38度台と体温を超える危険な暑さの関東甲信・東海地方です。
この暑さの中で、元気なのは、太陽とヒマワリとセミと新型コロナウイルスくらいだと思います。
さて、先日、ラジオを聴いていましたら、セミ(蟬 / 蝉)の話をしていました。
(なぜか路上で幼虫→成虫していたセミです)
実はセミは、あの(?)カメムシと同じ、カメムシ目(半翅目)に属しています。ですが、悪臭は放たないと思いますので、大丈夫だと思います。世界中には約3000種が知られており、約130mmの巨大なものから、約20mmのものまでおり、日本では約30種類が確認されているそうです。
セミの最大の特徴はなんといっても鳴き声です。そのため、セミの名前の由来も鳴き声から来ていることが多いそうです。案外単純というか、風流というか・・・。ちなみに、セミはオスしか鳴きません。
暑い毎日が続いてウンザリしている方も多いと思いますが、短い夏を懸命に生きるセミたちの鳴き声で、暑い夏を思いきり受け止めるのも一興かもしれません。
♬ミーンミンミンミンミー
♬オーシツクツク ツクツクホーシ
国民的なミンミンゼミとツクツクボウシは、そのまま鳴き声がセミの名前の由来になっていますので、鳴き声からセミの種類はすぐわかります。特にミンミンゼミは真夏のイメージと結びつきやすいので、マンガやTVドラマなどでの演出にしばしば使われていたりします。
♬チーーニーー
ニイニイゼミです。鳴き声が「ニィニィ」と聞こえるため、ニイニイゼミの名前がついたという説があります。
♬ジージー ジリジリジリジリ
ミンミンゼミのライバル(?)のアブラゼミ。実はこのアブラゼミは、油で食べ物を揚げている音に似ているからアブラゼミになったという説です。納得できるようなできないような面白い由来です。
♬ギーー
エゾゼミです。名前に「エゾ」とありますが、北海道にのみ分布するセミというわけではありません。
♬シャワシャワシャワシャワ
午前中に鳴く、クマゼミです。日本特産種の大型(約60mm)のセミで、温暖な地域の平地や低山地に棲息し、都市部の公園や街路樹などにも多いので、標高約700mという我が家の周辺では見かけません。
♬カナカナカナカナ
ヒグラシの鳴き声です。夏の終わりの夕暮れ時によく鳴いていますので、どこかもの悲しさを感じます。
お盆の頃のセミの鳴き声にはまだまだ力強いものがあります。私にとって、例えるならば「真夏のロック・フェスティバル」です。それでも、秋も深まるにつれて、いつしかセミの声も弱弱しくなり、鳴き声もとだえてしまい、「秋の虫たちによるシンフォニー」へと代わっていきます。
今年は残暑がことのほか厳しいようです。くれぐれもご自愛くださいませ。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。