軟式B号球の最小質量規格は133.2g。硬式球の最大質量規格は148.8g。規格上での最大質量差は15.6gとなります。
また、円周は軟式B号球が最小21.8cmに対して硬式球は23.5cmですので、1.7cmの違いがあります。
つまり、硬式球は軟式B号球よりも一回り重く、大きくなります。
一般的に軟式から硬式に慣れるまで少なくとも半年はかかると言われています。そのためボーイズやシニアなど中学硬式出身者が重宝がられているのが現状です。でも、あくまでも“慣れ”ですので、飲み込みの速い子はもっと短期間で慣れると思います。また、実戦度合いは違いますが、部活引退後の期間で硬式球で練習したりして、最近は早めに慣れることも可能だと考えます。
さて、そうは言っても「早く高校野球やりたい」と思っているでしょう。
その前に高校へ入学できる準備をすることが前提条件になることをお忘れなく。
勉強のことを書くのはさて置いて。
一番注意しなければならないことはケガの予防だと考えます。
部活のように毎日身体を動かしているのではなくなるので、ちょっとした練習でも必ずウォーミングアップは必要でしょう。
それと、高校入学までの間の体力作り。これは勉強の合間にでもしっかりとやっておいた方が良いに決まっていますよね。
元プロ野球選手のアドバイスとして基本的なトレーニングメニューとして、次のような例があります。
ロードワーク 1日3~5キロ
背筋強化(上体反らし) 30×2セット
腹筋 30×3セット
握力 50キロを目指す
手首 ダンベルを用いた運動 20×3セット
ただし、絶対に無理はしない事と一週間に一日は完全休養を取る事だそうです。
他にもちろん、硬式球に慣れておくこと。ピッチャーのみならず、しっかりと指に掛ける投げ方をして“生きたボール”を投げられるようにすることですね。よく、プロ野球選手も言っていますが、“爪”のケアをしっかりしなければ、すぐに爪が割れたりしちゃいます。
打つ方は・・・この近辺には“硬式球のバッティングセンター”がないので、軟式球のバッティングセンターで“スピードに慣れる”ことでしょうか。あとは素振りをやり続け、スイングスピードを付けることでしょう。
それから、インナーマッスルの強化と柔軟性の強化(?)ですよね。
でも、やっぱりケガをしないことでしょう。それと、あくまでも、勉強の合間にですね。