中日ドラゴンズファンのみなさんに朗報!です。
昨日(4月7日)の今季7戦目。我らがドラゴンズは7回にドラフト2位・京田陽太選手の決勝デッドボールで勝ち越し、開幕からの連敗を5(1分け挟む)でストップ。今季初勝利を挙げました。敗れれば、1980年以来、37年ぶりにチームワーストタイとなる開幕6連敗の危機でした。これで、12球団中で唯一白星がありませんでしたが、ようやく開幕しました。
まあ、開幕でいくら連敗しようとも、プロ野球はシーズンが終わってみなければ分かりません。昨年のドラゴンズは4月には首位戦線にいたくらいですから。こんなくらいで、ファンが諦めたりしましたら、それこそ試合終了、いやいやシーズン終了になってしまいます。
セ・リーグが6球団となった1953年以降、ドラゴンズが開幕戦から10試合で5敗以上負けたシーズンは28回あります。しかし、安心してください。勝っていますよ。この28回のうち1988年、2004年、2011年の3回はリーグ優勝を果たしているのです。
開幕戦から10試合で5敗以上負けた28シーズンの順位
1位:3回
2位:9回
3位:3回
4位:3回
5位:4回
6位:6回
意外なことに最下位でなく、2位が最も多い順位なのです。
しかも、開幕10試合で7敗しても優勝した年が1988年です。あの読売ジャイアンツに12ゲーム差を付けて優勝した年です。
開幕スタートダッシュに失敗すると、一年間勝てないものだと心配してしまうのですが、この1988年、星野仙一監督就任2年目のシーズンは4月絶不調で、開幕から10戦で7敗。4月の成績は5勝11敗で、3連敗2回、4連敗1回で首位から8ゲーム差をつけられて最下位でした。しかし、シーズン前に西武ライオンズから移籍し、最多勝投手に輝いた小野和幸さん、PL学園高から入団して新人王を獲得した立浪和義さん、7勝37S44セーブポイントの成績でリーグMVPに輝いた郭源治さんらが活躍して、最終的に2位のジャイアンツに12ゲーム差を付け、圧勝でリーグ優勝しています。
よって、まだまだ優勝の可能性はあるのです。また、クライマックスシリーズに進出できる3位以内は12回もあり、進出確率は53.6%と高いのです。
さらにですよ、10試合中7敗したシーズンは1988年の優勝のほか、1971年は2位、1977年、2002年は3位に入っているのです。
つまり、5連敗がどうしたというのでしょう。どっからでもかかって来なさい。あと、3試合で2つは負けてもなんとかな~るのです。そう考えると、まだまだ捨てたものではないことがわかりますし、あと3試合で2敗したところで、全然動じることはないのです。
(((((( ;゚Д゚)))))) ソ、ソ、ソンナニキオチスルコトハ、ナ、ナ、ナ、ナイ・・・ハズ
ちなみに1988年は、「郭はもう泣いてます 星野中日初優勝」のほかに
・涙の10.19
・西武ライオンズの4連覇
・さらば阪急ブレーブス、南海ホークス
・東京ドーム開場も巨人見せ場なく王政権瓦解
・ビールかけのない自粛ムード
泣ける昭和最後のシーズンでした。しかし、この年に生まれた赤ちゃんは後に球史に名を残す面々として育っていくとは、誰も想像してはいなかったでしょう。
さあ、中日ドラゴンズファンのみなさん、再び、伝説の年となるように応援し続けていきましょう!!