日本のほとんどがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)であり、高校野球である中、ひっそりでもないですが、3月23日深夜にサッカーワールドカップ・ロシア大会予選の日本代表 vs. UAE代表、28日に日本代表 vs. タイ代表が行われました。
この2連戦ですが、代表に本田圭佑選手(ACミラン)が招集されるのか、召集されても試合出場があるのか。期待と批判の両方を背負っていました。今まで日本代表の顔ともいえる本田選手がこんな話題になったのは、今シーズンの所属チームのイタリア・ACミランでは、ほとんど出場機会がなかったからです。今シーズン先発で出場したのは1試合だけ。途中出場でさえ5試合。あとは20試合以上まったく出番がありません。
今までと違い、前回と同様に、この2連戦は本田選手が後半途中からの出場。
代表合宿前に記者が「代表への思いは、一切変わっていないのか」と尋ねると、本田選手の揺るぎない信念として、「『一切変わっていないのか?』という質問がおかしい。代表への思いは、変わりようがない。自分が日本人である以上は」と、代表への変わらない気持ちを返して来ました。
また、「クラブで(試合に)出ていない人間が代表に選ばれるのはどうかという意見は理解できる。(中略)皆さんに、好きにものを言わせているというのは、俺の不始末だと思う」「同じ立場の選手が代表に招集されれば同様の批判が起こるだろう…」と自分の置かれた状況を客観的に冷静に見つめています。
これはスポーツを問わず、国の如何に関わらず、問題を解決する手段は活躍して結果を出すこと以外にないということです。
つまり、試合に出てない本田選手を必要とするかどうか、それは監督が決めることです。その中で、代表に呼ばれれば、自分のやるべきことはやらなくてはいけません。それだけのことですし、基本的に自分の仕事は変わりません。
本田選手は自分が置かれた状況を誰のせいにもしていません。それは「俺の不始末だと思う」と言っています。すべては自分が引き起こした不都合なんだと。でも、それを解決できるのも自分だけなのも事実です。
どんな事であろうとも、いかなる立場であろうとも、それを仕事でやる以上は、気に入らない評価や心ない批判を受け、また本望でない処遇に遭うこともある。それを自分の働きと成果で封じるのが大人の仕事だと言うことです。それを他人の所為にしたり、腐ってしまったりするのは、大人のやるべきことではないのでしょう。
トップレベルの立場の中にいるような人は、見えないところで実はこうした評価や批判とも戦い続けて、それ以上の結果を出し続けています。
大切なことはそうした声に負けない気持ちを持ち続けることと、自分を客観視する視点です。置かれた環境や招いた結果を客観視出来るのですから、次なる策や課題が見つかるのです。
サッカー日本代表には世代交代の時期を本格的に迎えつつあります。原口元気選手、大迫勇也選手、久保裕也選手、清武弘嗣選手らの若手が次々と登場しています。代表に呼ばれなくなったレギュラー選手もいます。
本田選手の時代は終焉を迎えるのか。それとも、再び逆襲を仕掛けてくるのか。自分の不始末をどう解決するのか。
ただ、このままでは終わらないでしょう。
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まっくろくろすけ
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