いきなり始まった(以前からやっていますが)「日本列島駅弁の旅」シリーズですが、今回は鳥取県鳥取市にあると思われるJR鳥取駅の「しいたけ弁当 素晴ら椎茸 / 株式会社アベ鳥取堂」です。
本当は、「駅弁」という名のとおり、駅で買って、駅または電車の中でいただく・・・おっと、今でも鉄道の非電化区間が多い鳥取県ですので・・・列車の中でいただくのが、本来の駅弁の醍醐味ですが、このご時世ですので、「Go To Eat」ではなく、「My Stay Home Eat」キャンペーン実施中です。
この駅弁に最初に驚かされたのが、「だじゃれ大好き」平井伸治鳥取県知事ばりのインパクトのあるネーミングですが、見た目は地味、しかし、中身は真面目な一品です。
まず、主役の「ジャンボ115号しいたけ」ですが、これは、鳥取県にある一般財団法人日本きのこセンターで生まれたブランドしいたけ「とっとり115(いちいちご)」です。この肉厚のしいたけの干ししいたけを醤油で煮込んだものが主役です。干ししいたけを使っているのは、生しいたけより栄養価が高いことと、味も美味しくなるからだそうです。
この肉厚なしいたけ、主役にするだけあって、しいたけのうま味が煮汁とともに口の中に広がり、美味しいです。
そして、食べ応えのある、やや甘めのしいたけですが、いくら美味しくても、こればかりですと飽きが来てしまいます。それで驚かされるのが、写真では見えないごはんです。
このごはんには、山椒が一緒に炊き込まれており、その山椒の香りと味わいと独特の風味が、口の中をリフレッシュしてくれて、また、しいたけを口へを運び、次にごはんを口へと運んでくれる、たとえるならば、中日ドラゴンズの福敬登選手~祖父江大輔選手~R・マルティネス選手の鉄壁の投手リレーというような感じです。
ちなみに、アベ鳥取堂では、「駅弁お取り寄せ便」という取り組みをしており、毎週水曜日に西日本中心の各駅弁屋さんの名物駅弁をアベ鳥取堂がネット予約を受け付け、鳥取県内にお住まいの皆さんに宅配するサービスをしています。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた、駅弁屋さんを助ける、見事なリリーフであって、駅弁の名前のような「素晴ら椎茸」です。
「とっとり115」を大きく肉厚に育てるのがために、寒冷期以外は通気性を増すために穴のあいた袋をかけたり、雨よけとして厚手のビニールシートをかけたりして、親指くらいの大きさになると透明な袋をかぶせ、風で飛ばされないように固定したりと、大変な手間をかけて、大事に育てているとのことです。
鳥取は、「焼きガニあったか弁当 鳥取のかに小屋」だけではないのです。
あらためて、2度とこない今日という1日を大事に大切に過ごしたいと思います。
良いことはずっと続き、良くないことには、必ず終わりが来ると信じていきましょう。
今日も、私のブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。明日もまた、元気にここでお会いしましょう。