「雨やどり」は、1977年3月10日にリリースされたさだまさしさんのソロ・デビュー後2枚目のシングル楽曲です。作詩(さだまさしさんの楽曲は、すべてこの字があてられています)と作曲はさだまさしさん、編曲は渡辺俊幸さんです。
有名な話ですが、詩のモデルはさだまさしさんの妹さんの佐田玲子さんであり、その後の「関白宣言(1979年7月10日)」「親父の一番長い日(1979年10月12日)」などの妹さんの結婚を題材にした楽曲の第一弾(?)です。
♬それはまだ私が神様を信じなかった頃
9月のとある木曜日に雨が降りまして
こんな日に素敵な彼が現れないかと
思ったところへあなたが雨やどり
歌詞を見なくても「雨宿り」というタイトルだけで、唄える方もいると思えるくらい、有名な歌い出しですよね。
ただ、一方で当時はこの楽曲に対して、「軟弱」といわれてもいました。何しろ、それまでの当時のフォークソングの基本路線(?)は反体制的なスタンスが主流だったからかもしれません。インターネットがない時代でもこういう批判が多数あったのですから、現代でしたら目も当てられないほどのことになっているかもしれません。でも、雨宿りがヒットし、そんな批判が少なくなるのと反比例して、1980年代ころからは恋愛をテーマにしたフォークソング系の楽曲が増えてきたのも事実です。
さだまさしさんの楽曲といえば、私が子どものころのグレープ時代「精霊流し(1974年4月25日)」と「無縁坂(1975年11月25日)」が印象的でして、ソロ転向後のこの楽曲には、別の意味で違和感があったものです。でも、いつからか私もそんなことは思わなくなってきました。
この楽曲は一つの物語になっていることもあって、最後まで聴かないと「オチ」がわからなくなってしまっています。大学時代に落語研究会に所属していた、さだまさしさんならではの創りになっていると思います。
今年も雨の季節がやってきましたね。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。