東京六大学春のリーグ戦で連敗記録を94でストップした東京大学野球。
5月23日の法政大学戦で先発し、4回1失点と歴史的1勝へ向けて好投したのが山本俊選手(三年生)です。
この山本選手を来秋ドラフト候補として、千葉ロッテマリーンズ諸積スカウトが「来年のリストに入れます。今後も注目して見ていく」としてリストアップする方針だそうです。
山本選手はMax148km/hのストレートで押すスタイルで、諸積スカウトは「荒々しい投げっぷりに躍動感がある。ソフトバンク・五十嵐のようなタイプ」と評価しているそうです。
この山本選手は小学校五年生から野球を始め、中学時代はキャッチャー。愛知・西春高でピッチャーに転向し、二年秋からエースとなり、三年夏の愛知大会4回戦が最高。その後、2浪して東京大学理科1類に入学。よって、現在大学三年生ですが、年齢は23歳。
二年春にリーグ戦デビューし、今年の春のリーグ戦からエースを担っています。高校時代はMax141km/hでしたが、入学直後は135km/hまで減速してしまいましたが、鍛え直し、148km/hを記録。元;日本ハムファイターズ・松家卓弘さんのMax146km/hを上回る「東大史上最速」と言われるまでになりました。
現在、通算17試合0勝5敗。防御率8.35という成績です。
ロッテで国立大といえば、昨年のドラフト2位で京都大学から入団した田中英祐選手がいます。
まさかと思いますが、シーズンオフのクイズ番組で国立大エリートチーム結成を狙っている訳ではないでしょうけど。
なお、山本選手は「卒業後は上の舞台で野球を続けたい」とのことです。
プロ入りすれば東大史上6人目となるプロ野球選手です。