物質がそれ自身あるいは他の物質と相互に原子、原子団の組み換えを行い、新たな物質を生成する変化。化学変化とも言います。
身近な例を挙げますと燃焼、錆、金属の酸化、陶磁器の窯焼き、石鹸の製造、加熱による調理(タンパク質の変成など)などです。
また、呼吸や消化などの生命現象の大部分も化学変化の一つだと言われています。
なお、化学反応は化学反応式で表されます。
例えば水を電気分解したら水素と酸素が発生した。この化学変化を化学反応式で表してみます。
水 → 水素 + 酸素
H2O → H2 + O2
右辺のOが1個多いので左辺のOを1個増やす。右辺のHが2個足りなくなったので、右辺のHを1個増やし、反応前と反応後でそれぞれの種類の原子の数を揃えます。
反応前は水分子2個、反応後は水素分子2個、酸素分子1個だったのを元の化学式にして完成です。
2H2O → 2H2 + O2
さて、野球などのスポーツにおいても化学反応という言葉を使うことがあります。
今年、ジャイアンツのキャンプに臨時コーチとして参加していた松井秀喜が「ジャイアンツに化学反応を起こした」というニュースがありました。
この化学反応という言葉。これには、何かの定義があるのではない((調べても出てこない)ので、自分なりの解釈としてみます。
元々、化学反応とは「物質がそれ自身あるいは他の物質と相互に原子、原子団の組み換えを行い、新たな物質を生成する変化」です。
これを置き換えてみますと「選手・チーム(物質)がそれ自身あるいは他の選手・チーム(物質)と相互に取り組み(原子)、技術力(原子団)の組み換えを行い、新たな選手・チーム(物質)を生成する変化」と、そのまま・・・なことですね。
つまり、あるきっかけによって今までとは違う、一皮むけて成長した選手、チームカラーが生まれるようなことです。選手、チームが大きく変わる、生まれ変わるようなことを言うのだと考えます。
昨年の東北楽天ゴールデンイーグルスは化学変化が起こった年だと言っても良いでしょう。大物外国人選手の獲得は効果的だったとしても、その他の選手は基本的に今までいた選手たち。何らかのきっかけによって、見違えるように活躍したのですから。
そして、それは戦力の補強だけがきっかけではないと考えます。
そこには全員によるリーダーシップとムードメークという必要不可欠な要素もあると考えます。「全員の」がポイントだと考えます。
この選手の意識次第、活躍次第で他の選手たちの活躍を誘発することだってあります。
今週末は新チームにとって、最初の大一番、全日本春季の予選会です。
さあ、化学反応を起こしましょう!!
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