とうもろこしと、言えば「ゆで」か「焼き」が定番でしたが、近年TVなどでよく目にする「生」で食べられるとうもろこしです。
「一度は食べてみたい」と思っていましたが、なかなか売っていないのですが、JR茅野駅の地元産品お土産売り場で見つけました。
この「八ヶ岳生とうもろこし」は長野県諏訪郡原村にある「ハマラノーエン」で作られています。原村は八ヶ岳のふもとに位置しており、標高約1000m(私の住んでいるところよりも約300mも高い)あり、真夏でも夜は20℃を下回る日も多く、昼夜の寒暖差を生かした高原野菜の産地として有名です。夏場のセロリは生産量日本一で、セロリ畑の近くは、私の苦手なセロリの香りがプンプンと漂ってきます。また、避暑地としてペンションも多くあり、たくさんの観光客が訪れています。
さて、生とうもろこしとのファーストコンタクト。
「あま~い!あまい!!あますぎる!!凍らせたスポーツドリンクの最初の溶けかけの部分くらい甘い。あれ最初甘いんです。どんどんシャビシャビになってくんです」
©スピードワゴン
という感じです。そもそも、とうもろこしを生で食べられるということにも驚きですが、このあまさには、もっと驚かされました。平均糖度は約20度。地元のあまい下原スイカが12~13度。ちなみに、有名な富良野メロンの平均糖度が16度だそうです。
この八ヶ岳生とうもろこしは、「ピクニックコーン」という品種だそうです。しかし、ピクニックコーンは、サイズが小さかったり鮮度保持が難しいということで市場価値が低いという理由や、一般的な品種よりも折れやすかったり、糖度が高いぶん虫が寄りつきやすい、といった理由から栽培農家は少なく、希少品種で、原村でも、ピクニックコーンの栽培をしている農家は数軒だけとのことです。
「何か面白いことを始めよう」。 ハマラノーエンはそんな思いを抱いた原村出身の同級生2人組が始めた農園です。 もともと原村で生まれた2人でしたが、一度、原村から離れたものの、その「面白いこと」を探す気持ちで原村を見直すと、農地、 道具、そして農業を教えてくれる人がいることに気付いて、ハマラノーエンを2011年に立ち上げたとのことです。
「野菜は正直だから、野菜作りをつうじて自分にも仲間にも正直になっていく。やればやるほど、農業は面白い!」
原村の「原(ハラ)」と仲間の「間(マ)」を合わせ「ハマラ」。自然にふれあい人々が豊かに過ごすきっかけとしての「農(ノウ)」と円卓を囲む気兼ねない仲間のような「円(エン)」が合わさり広がっていくようにと意味を込めて、ハマラノーエンと名付けたそうです。
とうもろこしのあまさには鮮度も重要だそうです。収穫した瞬間が一番美味しいとのことですから、少しでも鮮度の高い状態で食べてもらおうと、出荷する分だけをもっとも甘くなる夜明け前に収穫しているそうです。
ちなみに、「八ヶ岳生とうもろこし」は同じ品種でも収穫時期によって味わいが変わってくるそうです。
7月初旬~中旬:初物になり、さわやかな味
7月下旬~8月:盛夏に育った濃厚な仕上がり。味も甘みも一番濃い
9月初旬:生で食べるより加熱することで甘みが際立つ
毎年、通販も行っているそうですが、現在では初めて出荷した2013年の約20倍以上の10万本以上が出荷されているものの、それでも毎年完売という人気商品だそうです。興味のある方は来年になってしまいますがお試しください。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。