私がこの方の名前を始めて知ったと思えるのは、1983年に村田兆治さん(元;ロッテオリオンズ)が右ひじ手術をしたというニュースだったと記憶しています。
フランク・ジョーブ博士(享年88歳)
手術後、村田さんは1984年シーズン終盤に復帰して、1985年に開幕11連勝し、17勝5敗の好成績を収め、カムバック賞を受賞しました。その後、通算200勝を達成し、60歳を過ぎた今でも130km/h近いストレートを投げています。
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他にも荒木大輔さん(元;ヤクルトスワローズ)、中込伸さん(元;阪神タイガース)、桑田真澄さん(元;読売ジャイアンツ)も、ジョーブ博士によって手術を受け、その後復活を果たしています。
通算勝利数の中から手術後の勝利数を抜き取ると次のとおりだそうです。
村田兆治 59/215勝
荒木大輔 11/39勝
中込伸 41/86勝
桑田真澄 64/173勝
その後、ジョーブ博士によって進められたトミー・ジョン手術は成功率90%まで高められ、他にも次の選手が手術しています。
藤井秀悟(横浜DeNAベイスターズ) 58/83勝
藤田太陽(元ヤクルトスワローズ) 10/13勝
館山昌平(東京ヤクルトスワローズ) 78/78勝
五十嵐亮太(福岡ソフトバンクホークス) 14/55勝
江尻慎太郎(福岡ソフトバンクホークス) 6/28勝
田澤純一(レッドソックス) 6/8勝
松坂大輔(メッツ) 4/161勝
これらの選手の手術後勝利数が351勝。
この数字はこれからも増え続けて行きます。
懸命にリハビリを続けて復帰してきた選手の努力も大きいですが、ジョーブ博士が残したスポーツ界への功績は、計り知れないことでしょうね。
私も生前に手術を受けとけば・・・