暑い日が続いています。食欲は減少気味ですが、外出も減少気味です。運動量も減少気味なのですが、不思議と体重は減少していません(増加もしていません)。
さて、居酒屋の定番メニューでもある「もずく(藻付、水雲、海雲、海蘊 )」は、モズク科やナガマツモ科に属する枝分かれのある糸状海藻で、別名はイトモズクともいいます。おもに熱帯から温帯の綺麗な浅い海にのみ分布しています。ホンダワラなど他の褐藻(かっそう)類に付着することから「藻付く」という名がついたといわれ、漢字表記では「藻付」と書かれています。
日本で消費されているもずくの95%以上が沖縄産もずくで、約9割が養殖ものです。また、沖縄の言葉では、「スヌイ」とも呼ばれています。ちなみに、収穫するときには、「掃除機」で吸い取ります。
最近、「マイ納豆ブーム」は過ぎ去り、「マイもずくブーム」に突入しています。今年の2月に沖縄を訪問させていただいた際に、本場のもずくをいただいた際に、その美味しさに目覚め、現在、再評価中というところでしょうでしょうか。
もずくといえば、食酢で和えた「もずく酢」が食べ方として主流ですが、吸い物、雑炊などにも調理されます。沖縄ではてんぷらにして食べることがあります。ちなみに、沖縄でいただいた、もずく酢は、酢がきつくなく、とても食べやすかったですし、てんぷらは海藻の香りがしてやみつきでした。
これを自宅で再現しようとしても、もずく酢の、あの優しい味は再現できませんし、てんぷらも作るのが面倒なようで(自分で作るのではないので)、なかなか上手くはできません。そもそも、そう簡単に再現できてしまいますと、沖縄へ行く楽しみが減少してしまいますので、それはそれで良しとしておきます。
そこで、簡単に飽きずに食べられる調理法として、「ぶっかけもずく」があります。数年前に、コンビニのローソンで売られていたらしいのですが気が付きませんでした。
作り方は超簡単です。生もずくにうどんやそばつゆなどを「ぶっかける」だけです。スーパーなどで売られている、もずくは、そのまま食べることもできますが、気になる方は、水道水で軽く洗ってもいいでしょうし、磯の香りがキツイと思われる方は、お湯で30秒くらいゆでた後に、水で冷やしてからでもいいと思います。
麺つゆはお好みの味のものでいいでしょうし、お好みでネギ、ミョウガやわさびを入れても美味しいです。
コツは「美味しく食べること」だけです。
もずくの特徴は、表面がぬるねるとして強い粘りです。一方で、このぬるぬる感が苦手だという方もいると思います。
ここからは受け売りの知識なのですが、このぬるぬるの部分に体に良い成分である「フコイダン(食物繊維)」「アルギン酸(これも食物繊維)」が多く含まれています。また、ミネラルやビタミン、マグネシウムやカルシウムといった無機質のものまで豊富な栄養素を持っており、100gあたり約6kcalという低カロリーも魅力の1つです。
このフコイダンにはコレステロール値を下げる働きがあり、糖尿病や高脂血症、抗酸化力が強く、ピロリ菌を抑える働きにも効果があるようです(もちろん、個人差もあるでしょうし、食べたからといって、治癒するわけではないでしょうけど)。
そもそも、食物繊維が多いということは、腸内環境を整えてくれることになりますので、なんとなく胃腸の調子が悪かったり、食事の栄養バランスが崩れている方にとっては、良いかも知れません(もちろん、個人差もあるでしょうし、食べたからといって、治癒するわけではないでしょうけど)。
強い味方になりますね。仕事や育児でストレスがたまっている方にも健康維持におすすめです。
ただし、何でも食べ過ぎや分量には注意しなければなりません。
もずくは豊富な食物繊維が体内で膨張することで満腹感があり、食べ過ぎも予防するといわれています。ですから、もずくは食事の最初に食べるのがおすすめだそうです。「ベジファースト(食事の最初に野菜から食べること)」ならね「もずファースト」です。居酒屋でも「おとおし(つきだし)」で目にするのは、最初に食べることで血糖値が急激に上がるのを防ぐ効果を狙って(?)のことかも知れません。
ですが、もずくだけを食べるダイエット法や食べ過ぎは、やっぱり禁物です。食べ過ぎると食物繊維の影響で逆に便秘や下痢の原因になってしまいます。また、海藻類にはヨードという成分が含まれており、摂り過ぎてしまうと身体に障害を起こす可能性があるともいわれています。
「海のもずく」だけに「海のもくず」となって、身体の健康管理が「波に消されてしなわない」ようにご注意ください。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。