「有間川駅(ありまがわえき)」は、新潟県上越市大字有間川字平浜にある、「えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン」の駅です。
えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインは、新潟県糸魚川市の市振駅から同県上越市のJR直江津駅までの区間を結んでいます。
海岸沿いの断崖が続く親不知付近やフォッサマグナ西縁部の地すべり多発地帯(ともに新潟県糸魚川市付近)を通過する路線であり、JR北陸本線時代からの複線化、電化と防災対策の一環としてトンネル主体となっており、路線延長の約55.8%がトンネルとなっています。
そのなかのJR直江津駅から市振駅の一部区間は日本海沿いを走り、JR直江津駅から約10分、糸魚川駅から約30分の場所にある無人駅です。
ごちゃごちゃと書きません。まずは写真を見てみてください。
JR直江津駅から普通列車に乗り、ホームに降ります。駅舎をとおして眺める向こう側は海。国道8号線をはさんで日本海が見えます。照明が点灯していなく暗い駅舎と青空、そして日本海の青い海のコントラストが綺麗です。
そして、駅舎をとおして見える日本海はひたすら続く水平線です。
なお、私が有間川駅を訪問したのは2回めのこと。前回は雨の日で今回は晴天。
1902年に北陸線敷設の測量が始まりましたが、近くの長浜(谷浜)に駅を設置することが決定していたため、有間川には駅が設置されませんでした。理由は「長浜駅(谷浜駅)と有間川は約4kmの短区間」「駅を設置するために必要な土地の確保が難しいこと」とのことでした。
戦後、周辺の村の協力も得て行われた長年の陳情により、1946年9月1日に仮乗降場として開業、1947年に正式な駅として開業しましたが、1970年4月13日に無人駅となり、1987年4月1日の国鉄分割民営化によりJR西日本の駅、2015年3月14日に北陸新幹線延伸開業にともない、えちごトキめき鉄道へ移管されています。
えちごトキめき鉄道への移管前まではJR西日本管内の駅で最も北に位置する駅(となりの谷浜駅は同社管内の駅で最も東に位置する駅)だったそうです。
駅周辺には「有間川漁港」「くわどり湯ったり村(桑取温泉:駅から桑取川に沿って約8km上ったところ)」がありますが、トイレ、自販機もないですし、コンビニは約6km離れた場所。そもそも列車は約1時間に1本ですので、真夏と真冬、そして天候の良くないときには、それなりの覚悟を持って行った方がいいでしょう。なお、JR直江津駅からはタクシーで約15分、料金は5000円近くになるようです(もちろん、使用していません)。
ちなみに、実は私が撮った写真の構図は、2022年12月に公開された映画「天上の花(てんじょうのはな)」(原作;萩原葉子さん)のポスターに使用されたものと同じようなものを狙ったものです。
天上の花は詩人・三好達治さん萩原葉子さんとの交流などを描いた小説であり、映画化の際は東出昌大さん主演で制作されています。
また、誰もいないホーム上をうろうろしていたときに、偶然にも目の前を7月の週末のみに運行されている「雪月花(せつげっか)」というリゾート列車が通過していきました。列車最後尾の車掌室からホームにいた私へずっと手を振ってくれた車掌のお姉さんも、この風景とともに心が和みました。
住所:新潟県上越市大字有間川
駅開業:1947年7月1日
えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインは、新潟県糸魚川市の市振駅から同県上越市のJR直江津駅までの区間を結んでいます。
海岸沿いの断崖が続く親不知付近やフォッサマグナ西縁部の地すべり多発地帯(ともに新潟県糸魚川市付近)を通過する路線であり、JR北陸本線時代からの複線化、電化と防災対策の一環としてトンネル主体となっており、路線延長の約55.8%がトンネルとなっています。
そのなかのJR直江津駅から市振駅の一部区間は日本海沿いを走り、JR直江津駅から約10分、糸魚川駅から約30分の場所にある無人駅です。
ごちゃごちゃと書きません。まずは写真を見てみてください。
JR直江津駅から普通列車に乗り、ホームに降ります。駅舎をとおして眺める向こう側は海。国道8号線をはさんで日本海が見えます。照明が点灯していなく暗い駅舎と青空、そして日本海の青い海のコントラストが綺麗です。
そして、駅舎をとおして見える日本海はひたすら続く水平線です。
なお、私が有間川駅を訪問したのは2回めのこと。前回は雨の日で今回は晴天。
1902年に北陸線敷設の測量が始まりましたが、近くの長浜(谷浜)に駅を設置することが決定していたため、有間川には駅が設置されませんでした。理由は「長浜駅(谷浜駅)と有間川は約4kmの短区間」「駅を設置するために必要な土地の確保が難しいこと」とのことでした。
戦後、周辺の村の協力も得て行われた長年の陳情により、1946年9月1日に仮乗降場として開業、1947年に正式な駅として開業しましたが、1970年4月13日に無人駅となり、1987年4月1日の国鉄分割民営化によりJR西日本の駅、2015年3月14日に北陸新幹線延伸開業にともない、えちごトキめき鉄道へ移管されています。
えちごトキめき鉄道への移管前まではJR西日本管内の駅で最も北に位置する駅(となりの谷浜駅は同社管内の駅で最も東に位置する駅)だったそうです。
駅周辺には「有間川漁港」「くわどり湯ったり村(桑取温泉:駅から桑取川に沿って約8km上ったところ)」がありますが、トイレ、自販機もないですし、コンビニは約6km離れた場所。そもそも列車は約1時間に1本ですので、真夏と真冬、そして天候の良くないときには、それなりの覚悟を持って行った方がいいでしょう。なお、JR直江津駅からはタクシーで約15分、料金は5000円近くになるようです(もちろん、使用していません)。
ちなみに、実は私が撮った写真の構図は、2022年12月に公開された映画「天上の花(てんじょうのはな)」(原作;萩原葉子さん)のポスターに使用されたものと同じようなものを狙ったものです。
天上の花は詩人・三好達治さん萩原葉子さんとの交流などを描いた小説であり、映画化の際は東出昌大さん主演で制作されています。
また、誰もいないホーム上をうろうろしていたときに、偶然にも目の前を7月の週末のみに運行されている「雪月花(せつげっか)」というリゾート列車が通過していきました。列車最後尾の車掌室からホームにいた私へずっと手を振ってくれた車掌のお姉さんも、この風景とともに心が和みました。
住所:新潟県上越市大字有間川
駅開業:1947年7月1日
「僕は太平洋を見たよ、そして日本海も見たよ」
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。