日本のお隣。台湾。
台湾にも台風がたくさんやってきますが、台湾では台風が近づくと、国民の安全を守るために「颱風假(tái fēng jià)」という情報が発表されます。
これは、台風の大きさや風の強さなどが一定以上の基準となった場合、会社や学校が休みになるもの。
台湾のニュースなどでは、企業などが休みの場合は「停班(tíng bān)」、学校が休みの場合は「停課(tíng kè)」と言うそうです。
もちろん、サービス業など一部のお店は颱風假が発表されても、休みではないことが多いそうです。
私の台湾の友人も、「台風が来たから会社は休み」と連絡が来ることがありますが、その後、なぜかメールとかが送られてきたり・・・。
会社は休みなのですが、家で仕事(いわゆるリモートワーク)しているようです。案外、勤勉ですが感心しますが、私の方が楽できると思いきや、そうでもなくなってしまうのが・・・。
ただ、颱風假が発表されても、必ずしも大雨や強風でないこともあり、そんなときは街へ出かけたりもするようです。
さて、颱風假ですが、これは「天然災害停止上班及上課作業辦法」という法律による台湾政府公認の台風休み。
台風以外でも、「洪水」「地震」「土石流」「その他の自然災害」の影響が想定される場合、国民の安全を守る為のもので各地域ごとに会社や学校が休業休校となります。
香港にも台風などが接近すると、香港天文台は台風警報「シグナル」を発令し、市民へ注意を促します。具体的には、「1」「3」「8」「9」「10」の 5 つのシグナルで 台風の警戒度を表します。
1が最も影響が少なく、8は「烈風或暴風(Gale or Storm)」で、さらに風が来る方向によって、「西北」「西南」「東北」「東南」の4つがあります。これになればすべての学校と会社、そして交通機関もほとんど休みになり、社会全体がほぼ停止。
そのため、シグナル8が出される数時間前に、「〇時よりシグナル8号を出します」という予告があり、帰宅準備の時間を設けられます。
シグナル9は「烈風或暴風風力増強(Increasing Gale or Storm)」で、災害になりえる強度で、場合によっては避難が必要。
シグナル10は「颶風(Hurricane)」で、風力が危険な最大級の警戒レベル。いままでにシグナル10が出された回数は16回。最近では2018年でした。
これらは日本にはない法律。
これら台風などの災害で被害が予想されるときに、国民の安全を守るために休みにする制度は、日本にはまだありません。
いつか日本にもできたらいいかなと。次期、自民党総裁選のマニフェストに入れてくださいませ。
災害に備えて、水や食料を買っておくなど対策をして身の安全のために家でゆっくり過ごすことですね。
なお、私の会社は・・・休みにはなりませんでした。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
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