6月10日から明治神宮球場と東京ドームで行われる第68回全日本大学野球選手権大会の出場27校が出そろいました。
福井工業大(北陸)が最多42度目の出場で、大阪工業大(近畿)と高知工科大(四国)が初出場。前回優勝の東北福祉大(仙台六)、明治大(東京六)、東洋大(東都)、城西国際大(千葉県)、九州産業大(福岡六)のシード5校は二回戦から登場します。
組み合わせは次のとおりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/f5/8af5ea7a79b26bb2f1c3990091feaee4.jpg?1559638110)
北は北海道から南は沖縄まで、全国26連盟の春季リーグを勝ち抜いた27の代表校が、大学野球日本一をかけて熱戦を繰り広げます。
前回、2016年に初出場で優勝の快進撃をしたのが中京学院大(東海)の第65回全日本大学野球選手権でした。その中で中心選手としてチームを引っ張ったのは、現在読売ジャイアンツに在籍している吉川尚輝選手です。初めての全国の舞台で全国大会常連校相手に勝ち進んでいく、奇跡と言っていい快進撃、そう思っていたのは実際に戦っていた本人たちも同様だったそうです。
「誰も優勝するとは思っていなかったんじゃないですか。僕らも優勝した直後は“本当?”という感じで実感がまったくなかったです。地元に帰って、祝勝会が開かれたりして、ようやく優勝したと思った程です。」
中京学院大と言えば、吉川選手の他に広島東洋カープの菊池涼介選手の出身校として知られ、強豪校と認識している方もいるかも知れません。しかし、実際は野球部の多くの選手は学業と部活だけではなく、バイトもしています(部の決まり)。全国の強豪校と言われる野球部と比べると絶対的に練習時間は短く、グラウンドもないのです。
また、高校時代甲子園に出場したことのある選手はほとんどいなく、練習も自主性が求められ、全体で行う時間は限られています。その中では個々の意識を高く保つというのも難しいと思われます。それでも、ここまで来ることができるのです。
前回、2016年に初出場で優勝の快進撃をしたのが中京学院大(東海)の第65回全日本大学野球選手権でした。その中で中心選手としてチームを引っ張ったのは、現在読売ジャイアンツに在籍している吉川尚輝選手です。初めての全国の舞台で全国大会常連校相手に勝ち進んでいく、奇跡と言っていい快進撃、そう思っていたのは実際に戦っていた本人たちも同様だったそうです。
「誰も優勝するとは思っていなかったんじゃないですか。僕らも優勝した直後は“本当?”という感じで実感がまったくなかったです。地元に帰って、祝勝会が開かれたりして、ようやく優勝したと思った程です。」
中京学院大と言えば、吉川選手の他に広島東洋カープの菊池涼介選手の出身校として知られ、強豪校と認識している方もいるかも知れません。しかし、実際は野球部の多くの選手は学業と部活だけではなく、バイトもしています(部の決まり)。全国の強豪校と言われる野球部と比べると絶対的に練習時間は短く、グラウンドもないのです。
また、高校時代甲子園に出場したことのある選手はほとんどいなく、練習も自主性が求められ、全体で行う時間は限られています。その中では個々の意識を高く保つというのも難しいと思われます。それでも、ここまで来ることができるのです。
大学野球と言えば、やはり東京六大学や東都というイメージがあります。東京六大学や東都の選手は実績もありますが、地方リーグで挑戦者というかぶつかっていく気持ちで試合に臨んでいけば、前回の再現も夢ではないと思います。
ちなみに、選手権の活躍が認められた吉川選手はその後7月に開催された日米大学野球選手権に日本代表侍ジャパンとして出場。走攻守揃った選手として評価を高め、ジャイアンツにドラフト1位指名されました。
「大学時代は神宮球場が目標、地方のリーグで全国までいくのは難しかったです。そこを目指して大学4年間やっていました。リーグ戦では注目されることもなかなか難しいですけれど、選手権で打てたことで注目度も変わってきました。あの選手権が無ければ今ここにいることも無かったし、本当に良かったなと思います。」
今年も全日本大学野球選手権が楽しみです。