今シーズンオフの企画は“野球英語”です。
日本の野球も国際化に伴い、ストライク/ボールのカウント方法やデッドボールをヒット・バイ・ピッチ(とはいってもコールのみ)という世界共通の表現を取り入れて来ています。とはいっても、まだまだ米国を始め、海外と共通になっていない野球用語が、まだまだあります。
特に、これから中学を卒業して高校、大学…そして世界へと飛び出す若者たち。
しっかり、野球英語を学んでいきましょう。
今回は和製英語です。
和製英語とは日本で作られた英語風の日本語語彙のことです。英語圏では通じないものを指すことが多いです。
例えば・・・
OL、サラリーマン → office worker (オフィス ワーカー)
OL(office lady)という言い方は日本だけ。英語圏では一般的な社会人は男女問わずoffice workerといいます。
サラリーマンはsalary(給料)とman(男)をつなげて作られた完全和製英語。
フリーター、アルバイト、パート → part-time job (パートタイム ジョブ)
part time(一部の時間)働くという意味合いから、総じてこう呼びます。ちなみにアルバイトという言葉はドイツ語arbeitが語源です。
ノートパソコン → laptop computer(ラップトップ コンピューター)
ラップトップだけ通じます。lapは「膝(ひざ)から腿(もも)の付け根部分」をさし、topなので「~の上に」という意味です。使っている様子そのままです。
フロント → reception (レセプション)
front desk(フロント デスク)という言い方もありますが、日本語で受付とされる受付は、一般的にレセプションといいます。
コンセント → (米)outlet (アウトレット)、(英)socket (ソケット)
consentは「一致や同意」という意味ですが、関係がないようです。wall(ウォール)をつけて、wall outletで確実に通じます。
ガソリンスタンド → (米)gas station (ガス)、(英)petrol station (ペトロール)
standは「売る店」です。「ガソリンを売る店」=ガソリンスタンドという和製英語となったのです。
チャック → zipper (ジッパー)
チャックというのは日本のメーカーの商標名です。日本語で言うファスナーもジッパーになります。
ホッチキス → stapler (ステイプラー)
ホッチキスは発明者のベンジャミン・バークリー・ホッチキス氏からとったもの。日本独自の呼び方なので英語圏では通じません。
バージョンアップ → updating a software version (アップデーティング ア ソフトウェア)、version upgrade (バージョン アップグレード)
これは短縮形で日本語化したもの。よく使うだけに完全英語だと思っている人も多いかも。
おまたせ、いたしました。ここから野球用語です。
ナイター → Night game (ナイトゲーム)
ナイターは「ナイト(Night)」に接尾語「er」を付けた完全日本製の英語です。日本でのプロ野球初ナイターは、1950年の横浜ゲーリッグ球場で行われた巨人対中部日本戦。ちなみにデイ(デー)ゲーム(Day game)は英語。
オープン戦 → exhibition game (エキシビジョン ゲーム)
オープン‐ゲーム(open game)とういのがありますが、これは「参加資格に制限がなく、だれでも参加できる試合や競技。公開競技」という意味があります。おそらく、ここから来たものだと思います。
ゴロ → Grounder (グラウンダー)
ナイターと違って、英語にあたるものはありません。おそらく、Grounderの頭後のGro=ゴロか、ボールがゴロゴロ転がる擬態語から作られたのでしょう。
余談で長くなったので、次回に続きます。
コメント一覧

まっくろくろすけ

eco坊主
最新の画像もっと見る
最近の「その他野球」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事