プロ野球志望届が10月6日に締め切られ、2016年は大学生111人、高校生105人の計216人が提出しました。
2010年以降、大学生、高校生ともに100人以下の提出でしたので、今年は久しぶりの大幅増になりました。
2004年:高校生77人
2005年:高校生112人
2006年:高校生103人
2007年:高校生106人・大学生101人
2008年:高校生94人・大学生112人
2009年:高校生113人・大学生104人
2010年:高校生95人・大学生98人
2011年:高校生87人・大学生77人
2012年:高校生95人・大学生85人
2013年:高校生71人・大学生56人
2014年:高校生94人・大学生71人
2015年:高校生78人・大学生81人
今年は大学生、高校生ともにピッチャーを中心に好選手が揃ったことも要因だと思います。
大学生では「アマチュアナンバーワン」と呼ばれる創価大の田中正義選手、共に大学日本代表の桜美林大の佐々木千隼選手、明治大の柳裕也選手、野手では全日本大学選手権で初優勝した中京学院大の吉川尚輝選手と、日大の京田陽太選手、高校生は大阪・履正社高の寺島成輝選手、埼玉・花咲徳栄高の高橋昂也選手、栃木・作新学院高の今井達也選手、神奈川・横浜高の藤平尚真選手らが有力候補と言われています。
一方でプロ野球志望届を提出しなかった選手もいます。大学生では日米大学野球選手権大会の代表メンバーだった明治大・牛島将太選手、法政大・森川大樹選手、全日本大学野球選手権を制し、最高殊勲選手賞に輝いた中京学院大・山崎善隆選手、最優秀投手の中京学院大・柳川優太選手、春の東都大学リーグ戦で首位打者に輝いた日大・佐藤健人選手などがいます。高校生では春の選抜優勝投手の奈良・智弁学園高の村上頌樹選手、BFA U-18アジア選手権の優勝に大きく貢献した千葉・木更津総合高の早川隆久選手、福井・敦賀気比高の林中勇輝選手、奈良・智辯学園高の納大地選手などです。
なお、このプロ野球志望届とは、プロ野球団に入団を希望する大学四年在籍者が全日本大学野球連盟傘下の所属する大学野球連盟に、高等学校三年在籍者が日本高等学校野球連盟に提出します。ここで言う「プロ野球団」とは日本野球機構(NPB)、日本国内における独立リーグ(四国アイランドリーグplus、ベースボール・チャレンジ・リーグなど)です。また、日本女子プロ野球機構所属球団の入団を希望する女子部員含むのほか、海外プロ野球も含まれます。
プロ志望届を出さなかった者は大学進学もしくは一般企業就職希望者とみなされ、プロ野球のドラフト指名を受けることは出来ません。ただし、日本国内における独立リーグのトライアウトを受験する目的で提出する場合、NPB締切日以降の提出も認められます。
さて、もしもプロ志望届の提出者が0人以下だった場合はどうなってしまうのでしょう。あり得ないことではないと思いますが、社会人や独立リーグからそんなに多くの選手は指名出来ないと思いますので、例年に比べて淋しいドラフト会議になってしまうでしょうね。