あっー!!
しばらくの間、日本を留守にしていた間に大変なことになっていますね。
なんと、このピコ太郎さんの「ペンパイナッポーアッポーペン」という曲が世界最短曲として「Billboard Hot 100(ビルボードホット100)」にチャートインしたということについて、ギネスに登録されることになりました。Billboard Hot 100とは米国音楽産業における一般的なシングル人気チャートです。50年近くに渡り存在感のある大きなチャートであり、大半のポピュラーシングルを毎日いくつかの地域で集計しランク付けしています。
日本人でアメリカのBillboard Hot 100にチャートインしたアーティストは次の方々がいます。
1位 「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」坂本九 (1963年)
37位 「Kiss in The Dark」ピンク・レディー (1979年)
54位 「The Right Combination」松田聖子 (1990年)
58位 「China Nights(支那の夜)」坂本九 (1964年)
58位 「Walking On Thin Ice」オノ・ヨーコ (1981年)
60位 「Computer Game」YMO (1980年)
81位 「Love Light」横倉裕 (1981年)
この中に
77位 「PPAP (Pen-Pineapple-Apple-Pen)」ピコ太郎 (2016年)
が記録されることにもなります。しかも、YouTube動画で9/30~10/6の週間再生回数ランキングの「ミュージック全世界トップ100」で世界一にもなりました。このランキングで日本人が1位を獲得したのは初だそうです。
それでは、先日公開されたばかりの「PPAP (Pen-Pineapple-Apple-Pen Official) ”LONG” ver. ペンパイナッポーアッポーペン「ロング」バージョン/PIKOTARO(ピコ太郎)」をご覧ください。
通常Ver.が約1分。ロングVer.でも約2分。基本的には内容はまったくなし。でも、どうして、こんなに話題になっているかというと、9月28日にTwitterのフォロワー数が8,900万人のカナダのポップミュージシャンで俳優のジャスティン・ビーバーさんが最近ハマってる動画としてツイートしたことがきっかけだそうです。でも、ジャスティンさんのお陰とか、はたまた奇抜な恰好だからとか、あるでしょうけど、〇〇〇坊主さんのように、ビーバー 草刈機は知っていても、ジャスティン・ビーバーさんは知らないという方も多いです。でも、昨日のニュースではシンプルで単調なリズムがウケたとも考察していました。
この「シンプルで単調なリズム」ですが、一度聞くとなかなか耳から離れません。米国には子ども向けの、表現がシンプルで子どもが繰り返し口ずさみたくなっちゃうような歌があります。表現は良くないですが中毒性のあるようなものです。でも、こちらは高〇沙〇容疑者が所持していたような違法性のものではありません。呼び名もあってNursery Rhymes(ナーサリー・ライム)またはMother Goose(マザー・グース)とも呼ばれています。いわゆる英語の伝承童謡です。
例えば、日本でも有名な「メリーさんのひつじ(Mary Had a Little Lamb)」があります。
単純な繰り返しのリズムと歌詞の繰り返し。他にも
ロンドン橋落ちた (London Bridge)
10人のインディアン (Ten Little Indians)
きらきら星 (Twinkle, twinkle, little star)
などがあります。歌詞はPPAPよりは内容はあるものの、大した歌詞ではありませんが、意味はないけどただ繰り返したいだけ、歌いたいだけという中毒性は共通点があります。
ちなみに、日本外国特派員協会での会見でこんなやりとりがありました。
記者; 歌詞に着目しますと英語の歌詞なんですが「I have a pen」というのは文法的には、本来ならば「I have an pen」ではないかなと、そこが不思議だったですが。
ピコ; 「apple」ですか?
記者; あ、失礼いたしました!「I have an apple」だと思うんですが。そこはどんなこだわりがあって、「an」を「a」にしたんでしょうか?
ピコ; 最初に言いました。英語だと思ってなかったんです。
(会場笑)
ピコ; つまり日本でやることを考えていました。そうなると、「I have a pen. I have an apple」、一瞬わからないんですね。つまり、リンゴを持っていれば「an apple」でもいけるんですけど、リンゴもペンも共通の概念でしかないので、なので、「アイ・ハヴァ・アポー 」。「ヴァ」で誤魔化してます。つまり、appleは日本人は馴染んでいるんですが、an appleはなかなか、「ナポー? イタリアのナポリ?」みたいな。
(会場笑)
ピコ; 「ナポリタン?」、ってなっちゃうので。しかもappleっていうふうに言うと、「かっこつけんな」って言われます。だから、やっぱりパッと笑顔になってもらうためには「アポー」いいかなと。そういう話で「アポー」になりました。
一発屋で終わるのか、それとも本物のアーチストへと羽ばたいて行くのか。
あっー!!