前回の「漢の挑戦 / 真夜中の"ぼっち”戦い(https://blog.goo.ne.jp/full-count/e/710cc1214d16542a5bdca2241d6970a2)」において、私がそこまでして「うん」よく入手できた「それ」とは、愛知県常滑市で1952年創業の老舗餅菓子専門店「大蔵餅」(株式会社甘節庵)と住まいと暮らしの総合住生活企業「LIXIL」の常滑市にある榎戸工場のコラボにより誕生した、「トイレの最中(さいちゅう)」です。
当初、榎戸工場の見学用お土産として配布されていたそうですが、あまりの評判にINAXライブミュージアムにて販売開始したところ完売が続く人気商品となり、9月から大蔵餅本店でも一般販売が開始されているものです。
何が、これほど売れる要因なのかというと、やはりそれは人間の本能としか思えません。何しろ、「衝撃」というか「笑撃」の一品なのです。
「ただ今使用中!」と書かれたパッケージを開けると「トイレの最中 正しいお召し上がり方」と書かれた説明書、タンクレス便器の形状をした最中皮、そして袋に入った「あんこ」です。
お菓子にしては珍しく、説明書には作り方の手順や注意書きが記載してあります。
最中皮は「LIXIL INAX」ブランドの洋式便器「サティス」をベースに技術チームがCADで設計し、専用の金型を作った乾坤一擲のもの。
最中皮は便座と便器の2にわかれています。
この便器の方に、〇んこ、失礼、あんこをニュルニュルとしぼりだし、便座をかぶせて完成です。
なお、あんこの味は甘さ控えめの上品で素朴な味わいです。あんこの量は便器からあふれ出るくらいあります。
さて、この「トイレの最中」は、LIXILが「工場案内をもっとPRしよう」と2019年夏ごろに企画がスタート。2020年に新型コロナウイルス感染拡大で工場見学が受け付けできない時期を生かして、大蔵餅さんと5月に合意して、大蔵餅が、「衛生陶器の中に『〇んこの代わりにあんこ入れると面白いよね』というところから出てきた商品ですから。コロナのこんな時期だからやる意味もあるのかなと。笑って楽しく生活を送っていただきたい」と、進められたものです。
また、「サラサラよりも内容物があった方がリアル感があるのでつぶあんに」と、〇んこらしくなるよう、あんこの形状にもこだわり、「あんこを詰める作業が面白い」と食べる人が作りながら世界観を楽しめるように、あんと最中皮を別にしたそうです。
現在、一般販売は大蔵餅とINAXライブミュージアムのみです。
2021年3月に完成品ができ、6月に工場見学者に初配布。8月中旬から一般発売も始まると、連日、開館待ちの列ができるほど。9月中旬から大蔵餅の店頭販売でも愛知県県外のナンバーの車が駐車場に並び、開店前から行列。1日150個~200個の在庫が早いときは3分で売れてしまうほどの人気だという。
常滑市のある知多半島へは何回か訪問したことがありますが,昔からの陶器の町はまだ行ったことがありません(通過したのみ)。いつの日にか,常滑の散策コース「やきもの散歩道」でもゆっくりと歩いて,この町の歴史に触れながらお店にも訪問してみたいと思います。
ちなみに、説明書には「トグロを巻かないで下さい(笑)」と。
本日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。