いまさらながら、「首相」と「総理(総理大臣)」は何が違い、どう使いわけるのでしょうか?
「首相」という言葉は長野県ローカルニュースを一日中見ていてもでてこないことがあっても、全国ニュースなどでは1回はでてくる言葉。「首相会見」「首相官邸」などのように使われています。
それと似たような使い方として、「総理大臣」というものも全国ニュースなどでも一日1回くらいはでてくる言葉。長野県ローカルニュースではでてこないことがあるかも知れませんけど。
(2021年12月11日のこのニュースでは「総理公邸」でした)
さて、ようやく本題。
首相:
「内閣の首席の大臣」を意味する言葉。日本では主に「内閣総理大臣の通称」として使用。そのほかに英国「Prime Minister」、フランス「Premier ministre」、ドイツ「Bundeskanzler」、中華民国(台湾)「行政院院長」などの訳語としても使われています。もともとは古代中国で、「首席の宰相」を意味。「相」は君主を支える大臣のことで、その最上位に位置することから「首」の字がつけられたそうです。
総理:
「内閣総理大臣」の略称で、「内閣の首長である国務大臣」を意味する言葉。憲法67条で、「国会議員の中から国会の議決で指名される」と規定されている方。憲法68条では、「国務大臣の任免権を有する」と定められ、憲法72条では、「内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務および外交関係について国会に報告し、また行政各部を指揮監督する」と定められている。
つまり、憲法には内閣総理大臣についての規定があるものの、「首相」の表現はありません。「首相」は行政機関のトップの通称として用いられているもので、憲法で規定されているのが「総理」なのです。日本では、どちらかと言いうと「首相」という通称の方が定着していますよね。
「首相」と「総理大臣」は、基本的には同じ意味の言葉ですが、「総理」が日本独自の呼称だということで、日本ではあまり深く考えなくてもいいというのが、本日の私の結論。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
「首相」という言葉は長野県ローカルニュースを一日中見ていてもでてこないことがあっても、全国ニュースなどでは1回はでてくる言葉。「首相会見」「首相官邸」などのように使われています。
それと似たような使い方として、「総理大臣」というものも全国ニュースなどでも一日1回くらいはでてくる言葉。長野県ローカルニュースではでてこないことがあるかも知れませんけど。
(2021年12月11日のこのニュースでは「総理公邸」でした)
さて、ようやく本題。
首相:
「内閣の首席の大臣」を意味する言葉。日本では主に「内閣総理大臣の通称」として使用。そのほかに英国「Prime Minister」、フランス「Premier ministre」、ドイツ「Bundeskanzler」、中華民国(台湾)「行政院院長」などの訳語としても使われています。もともとは古代中国で、「首席の宰相」を意味。「相」は君主を支える大臣のことで、その最上位に位置することから「首」の字がつけられたそうです。
総理:
「内閣総理大臣」の略称で、「内閣の首長である国務大臣」を意味する言葉。憲法67条で、「国会議員の中から国会の議決で指名される」と規定されている方。憲法68条では、「国務大臣の任免権を有する」と定められ、憲法72条では、「内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務および外交関係について国会に報告し、また行政各部を指揮監督する」と定められている。
つまり、憲法には内閣総理大臣についての規定があるものの、「首相」の表現はありません。「首相」は行政機関のトップの通称として用いられているもので、憲法で規定されているのが「総理」なのです。日本では、どちらかと言いうと「首相」という通称の方が定着していますよね。
「首相」と「総理大臣」は、基本的には同じ意味の言葉ですが、「総理」が日本独自の呼称だということで、日本ではあまり深く考えなくてもいいというのが、本日の私の結論。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。